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『泣きたい私は猫をかぶる』がネトフリ配信作品となったせいで、後世に語り継がれていく作品になるかもしれない

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『泣きたい私は猫をかぶる』がネトフリ配信決定!

公開の延期を発表していたスタジオコロリドの最新作『泣きたい私は猫をかぶる』から続報が届きました。

これが驚きの内容だったのですよ。

なんと、NETFLIXでの全世界独占配信をすることを発表したのですよ!

このニュース、重要なのはあくまでも劇場公開の代替としての企画ということで、劇場公開をひとまず断念したってニュースでもあります。

うーん、できればスクリーンの大画面で観たかったという気持ちもあるのですが、リスケも負荷が大きそうですし、いつ映画館が再開できるかも見通しが立っていない状況です。しょうがない!

6月18日の全世界配信に備えて、ネトフリ再契約します。
(もともとそのつもりでは居たのですが)

『泣き猫』のこの舵取りって画期的なことなのでは?

劇場公開からネット配信へ舵をきるという『泣き猫』の判断って、実は映画界で旬な動きだったりします。

というのも、先月アメリカでは先行して上映をする予定だった『トロールズミュージック☆パワー』が、デジタル配信での公開を決断したのですが、これが大成功。

前作を超える興行結果を納めたということで、話題になっております。

改めてその話も記事にする予定なんですけど、この大成功によって『弱虫スクービーの大冒険』も劇場公開を止めて、デジタル配信での公開をすることを発表したばかりだったりと、ハリウッド界でも劇場公開を断念してオンライン公開する動きが流行り出すかも?というぐらいの状況です。

そんな中で『泣きたい私は猫をかぶる』がデジタル配信されるというニュースが発表されたわけで、ハリウッドの動きに完全に乗ってる状態なのですよね。どこまでを考えての決定だったのかは、現状わかりませんが、先見性という意味でも、今回の『泣き猫』は挑戦意欲は評価に値するでしょう。

もしかすると『泣き猫』は歴史の始まりを刻むのかも

そして、もしかするとの話なのですが、今回の『泣き猫』の判断は、日本の映画の歴史における大きなターニングポイントになる可能性もあるということです。

このnoteを書いているタイミングでは、まだまだ発令中の緊急事態宣言ですが、延長するかもしれないという発表がされたばかり。現在休業状態の映画館の多くがいつ復帰できるかもわからない状態です。

こんな状況ですと、『泣き猫』のようにオンラインでの上映に踏み切る映画もどんどん続いていってもおかしくないでしょう。

そして、もしその売り出し方が大成功を納めたとしたら…

たとえ映画館で上映をしなくても、オンラインで配信された長尺の映像のことを“映画”と呼ぶ日が来るかもしれないのです。


映画館がなくなることは、そんなすぐには来ないとは思うのですが、サブスクサービスが一般的になってきた音楽界で、今もレコードが生き残り続けているように、映画館という存在が、コアな映画ファンが楽しむための場所として、今の存在から後退する日が来てもおかしくないのです。

そう思うと、今回『泣き猫』がデジタル配信に踏み切ったのは、日本の映画界が大きく変わるターニングポイントとなり得るのです。

また、配信先が、ネットフリックスというのも象徴的。ここ数年で、まさに世界的に映画の定義に疑問を投げかける存在となっている筆頭の存在です。

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果たして、『泣き猫』は日本の映画の存在を変えてしまう存在となるのか。令和二年を生きる皆様。刮目していきましょう。

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