動き出す玩具達…アニメ映画『トイズ&ペットみんなで未来へ大冒険』がPIXARよくばりセットすぎる!
『トイズ&ペットみんなで未来へ大冒険』の配信がスタート!
2017年の中国アニメ映画『阿唐奇遇』が『トイズ&ペットみんなで未来へ大冒険』のタイトルでついに日本上陸です。4月29日よりレンタル・デジタル配信開始。ディスクリリースは6月5日です。
トイズ&ペットみんなで未来へ大冒険(原題:阿唐奇遇)
2017年制作/ 制作:追光動画 / 制作国:中国
監督:王微
本作は中国茶具のマスコットである茶玩具たちが動き出す『トイ・ストーリー』的一品です。制作は『ガーディアン・ブラザーズ -小門神-』や『リトル・キャッツ 空飛ぶねこの大冒険』の追光動画です。
中国では興収3000万ほどで、そこまでヒットしなかった作品でした。
タイムボットはバズ? ここも『トイ・ストーリー』に似ている
前述の通り、人のいないところで玩具が動き出すというコンセプトが『トイ・ストーリー』に似ているのですが、コンセプトだけでなくストーリーや演出も結構『トイ・ストーリー』に寄せているのにはビックリです。
突然現れたタイムボットが、未来からやってきた存在だと自慢するところは、『トイ・ストーリー』のバズ・ライトイヤーがみんなの前で飛行自慢をするシーン、
研究所に戻ったタイムボットが、自分の出生を映像で知るシーンは、『トイ・ストーリー』で、シドの家のテレビでバズ・ライトイヤーが自分がおもちゃだと知るシーンに似ています。
ここまであからさまだとオマージュの域を越えて、イエローカードが出るか出ないかの域な気がするんですが、皆さんにはどう見えたでしょうか。
『トイ・ストーリー』だけじゃない?驚愕のPIXAR全部詰め
そもそもこの映画、
その他にもPIXAR映画大好きですよね。って要素がたくさん出てきます。
例えばタイムボットのデザイン。
『WALL・E』に出てくるイヴのフォルムをより丸っこくして、ウォーリーの目と収納機能を加えたようなキャラクターとなっています。
ネズミのコンビも『レミーのおいしいレストラン』を思い出す造形となっています。
PIXARではないですが、『シュレック』のクッキーマンみたいなものもカメオ的に出てきますし、魚まで出てきたときには『ファインディング・ニモ』まで詰め込んでくれるの!?と逆に変な喜びが生まれました。(さすがにニモ的な造形のキャラクターはいなかったので、そこまでは言いがかりなんですが。)
このごちゃごちゃPIXAR映画をミックスした感じは、映画全体にも表れていて、話がとっ散らかった印象になってしまったのは惜しいです。
一言で言って珍作。
良いものはどんどん取り込んでいこう、という姿勢が生んだ結果なのかもです。
そんな感じで、『トイズ&ペットみんなで未来へ大冒険』は「PIXAR映画を結構観てます」って人ほど一見の価値あり。すでに配信されているので、ぜひ観てみてくださいませ。
あんまり褒めた感じの記事になっていないので、有料枠で、『トイズ&ペットみんなで未来へ大冒険』を褒めようと思います。
というのも、『トイズ&ペットみんなで未来へ大冒険』の中国上映時に公開されたキャラクターポスターが面白かったという話。
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『トイズ&ペットみんなで未来へ大冒険』のキャラクターポスターが面白い!
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