「電影祭」祝大阪上陸!大阪初上映作含む2022年5月ラインナップ予習!
ついに昨日4月29日より、シネマート心斎橋さんで、中国映画の上映企画「電影祭」がスタートを切りました。
それに伴い水曜日限定だったグランドシネマサンシャイン池袋での上映も、連日上映へ移行し、これまでよりも多くの人が見やすい企画へとパワーアップしています。
せっかく私の住む大阪でも楽しめるということで、ちょっと出遅れましたが、GWから6月頭にかけての上映予定作品をざっと紹介しておきますね。
関西初上陸作品多数!ゴールデンウィークシーズンの予定
本来は週替わり体制の様ですが、シネマート心斎橋さんでは、ゴールデンウィークに合わせて、限定的に連日日替わりのプログラムが用意されています。予定は以下の通り。
いずれも中国のアニメーション映画。もはやクラシックである『ナタの大暴れ』から、関西初上映となる2021年の中国映画までざざっと、東京で先行して上映されていた作品の数々が上映されます。
一日限定という状態ではありますが、今後も継続して電影祭は開催していく予定とのことですので、見逃した場合も今後通常プログラムの方で上映をしてくれるんじゃないかな〜……と勝手に思っていますが、とりあえず行ける人は行っておいた方が吉!
電影祭の5月のプログラム!
そして5月6日(金)からは東京・大阪でプログラムが同時並行スタート。
予定を追っていきます。
5月6日(金)〜5月12日(木)『羅小黒戦記(字幕版)』
もはや言わずと知れた、日本における中国アニメブームの先駆けとも言える存在。2020年には『羅小黒戦記ぼくが選ぶ未来』のタイトルで日本語吹替版が上映されましたが、今回の電影祭では副題が付いてない2019年公開時の状態のものを上映するということで、バージョン的にちょっとレアな上映となっています。
5月13日(金)〜5月19日(木)『ナタの大暴れ』
前週とは打って変わって、1979年に制作された中国のアニメーション映画における古典の名作『ナタの大暴れ』が上映。『ナーザの大暴れ』という邦題の方がピンと来る人も多いかもしれません。
「封神演義」の哪吒(なた)の物語を長編アニメ化した中華人民共和国30周年記念作。文化大革命明けブーストなのか異様な高クオリティぶりで中国アニメ映画史に残る傑作となり、日本でもソフト化は複数回果たしています。と、言っても現状では見辛い環境にある作品なので、観たことのない人はこの機会に押さえておくことをオススメします。
子供向けかと思いきや倒した竜の筋を使って無邪気に遊ぶ残虐場面や、ナーザが自ら首に剣を立てて自決する壮絶な場面などは見所ですね。
5月20日(金)〜5月26日(木) 『こんにちは、私のお母さん』
こちらは実写作品。
昨年中国で公開された『你好,李焕英』が、『こんにちは、私のお母さん』というタイトルで上陸です。
日本での知名度はそれほどないのですが、興行収入は54億元という異常なスコアを叩き出し、中国の歴代興行収入第3位となった超特大ヒット作です。
全国上映が今年の年初でひと段落しているので、見逃した人はぜひこの機会におさえておくべし。
5月27日(金)、29日(日)、31日(火)、6月2日(木) 『兵馬俑の城』
変則日程での公開となるのが、関西での上映が今月が初となる2021年の中国の3DCGアニメーション映画『兵馬俑の城』。
兵馬俑の戦士や青銅で出来た動物が住む地下世界を舞台に、雑兵である主人公の孟元が将軍を目指して強力な獣退治に挑んでいくという物語。昨年の夏に劇場公開を果たし興収約7000万元のそこそこのヒットを果たしました。
私もまだ本作は未見なのですが、スクリーンショットのスケール感が大きくてインパクトがあるので、ぜひこれを大きなスクリーンで観てみたいと思っている映画です。
5月28日(土)、30日(月)、6月1日(水) 『熊出没・ワイルドランド大冒険』
中国における国民的アニメーションとしてすっかり定着した『熊出没』シリーズの劇場版第7弾が関西初上陸。『トムとジェリー』的に木こりの強さんと熊兄弟が山奥で仲良く喧嘩するシリーズでおなじみの作品なのですが、今作ではその森に「ワイルドランド」というテーマパークが現れるというエピソード。
興行収入は映画館の客足が遠のいていた時勢にも関わらず、5.95億円という高い成績を残し、大人気シリーズで威厳を見せてくれました。中国における『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』、『名探偵コナン』的な映画がどんな感じなのかも知れる機会にもなっています。
以上が、現在発表されている5月のラインナップです。
日本では見慣れない作品ばかりですが、しっかり中国でヒットした作品を上映してくれる優良ラインナップ。ここで観ておかないと、今後全国上映される保証がない作品ばかりなので、ぜひこの機会に足を運んでみてくださいませ。
6月以降のラインナップも非常に楽しみ。
『雄獅少年 少年とそらに舞う獅子』とか、1日限定上映だけでは本当にもったいない傑作なので、今後しっかり上映期間を設けてくれたら嬉しいです。
ちなみに電影祭の公式サイトはこちらです。
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