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【イベントレポ】新千歳空港国際アニメーション映画祭2022体験記!&長編コンペの結果!
第9回新千歳空港国際アニメーション映画祭が開催!
今年も新千歳空港国際アニメーション映画祭が、2021年11月3日(木)〜6日(日)にかけて新千歳空港内の映画館にて開催されました。
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今年もギリギリまで訪問を迷いましたが、やはり長編コンペティション作品は、ここでの上映が日本では最初で最後になることが全然あり得るので、二日間だけですが思い切って足を運びましたよ。
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2021年、2022年と現地参加者が著しく少なかったわけですが、今年はその客足も戻ってきており、コンペティション上映でも満席になる上映回が発生していたのは、観客側ではありつつも嬉しかったです。
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今年もコンペティションの通し券というお得すぎるバグチケットは復活しませんでしたが、4プログラム回数券というコンペティション系の上映をハシゴしたい人向けのお得なチケットが登場したのは嬉しいポイント。
当日になるまで座席券と引き換えができないというデメリットはありますが、「見たかったのに見れない」みたいな回がなかったのは、そこまでコンペ作品の上映が争奪戦にはなっていないが故に助かりました。
もっとたくさんの人が足を運んで盛り上がって欲しいという気持ちはありつつ、長編コンペの座席争奪戦みたいな頃になったら、私も座席指定券を合わせて使用していかざるを得ないのでしょうね。
チケットの販売をしているCloakの発券を例によって空港内でできないのは今年も同様。新千歳空港は早く、ファミマかセブンを作って欲しいです。
作品のオンライン上映は今年はなし!トークプログラムのみへ!
現地での開催をメインにできる時勢に戻ってきたということで、昨年はあった短編作品のオンライン上映が今年はなし。
トークプログラムのみを配信する形式へと変わりました。
プログラム単位での購入が1500円(税込)。
全ての配信を一挙に視聴できるパック視聴券が4000円(税込)。
ちょっと高めに感じるけど、これまでに慣れすぎているバグみたいなもので、普通の配信イベントなどと比較するとプログラム数に比べて、パック視聴券は十分ぶっ壊れ価格と言えるでしょう。
配信期間は2022年11月11日12:00~11月21日23:59までで、
パック視聴券の販売は11月14日21:00までと変則的なので、実施期間や購入期間には注意が必要です。
配信は実はまだ始まってないんですよね。
これから、これから。
長編コンペティションの受賞結果!!
そして例によって映画賞の結果を紹介しますが、日本の映画賞ですし、詳しくは公式サイトで日本語で載っていて、アーカイブも残り続けるので、公式のこちらをチェックするのが早いので、以下を参照してくださいませ。
ただし、例によってこのnoteでは長編作品を特筆して追っているので、改めて長編部門でどんな作品が受賞したのかという話はピックアップしておきます。今年のノミネート作品は以下5作品。
●とつくにの少女
●群島
●銀色の鳥と虹色の魚
●バーバー・ウェストチェスター
●マイ・ラブ・アフェア・ウィズ・マリッジ
各種紹介はこちらの記事で予習しています。
この5作品の中で見事グランプリを受賞した作品は……
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マイ・ラブ・アフェア・ウィズ・マリッジでした!!
おめでとうございます。
曲者揃いの今年のノミネート作品の中では、『とつくにの少女』に並んで明快な作品の一つ。少女ゼルマの恋愛遍歴とその時身体で何が起きているかを描き、愛とは何かを追求していく作品です。
コミカルな話運びと、歌唱の小気味よさ、着地の収まりの良さと、バランス感は本コンペでも随一でした。
また改めて感想記事は書きますね。
そしてもう一本、今年も長編部門審査員特別賞の受賞がありました。
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それがバーバー・ウェストチェスター。
バーバー・ウェストチェスターがNASAにインターンする話だった気がするんだけど、どんどん話がよくわかんない方向に進んでいき、全ては特に意味なく流れ去っていく、奇妙な長編。
そんな特に意味のなかった話題の一つ、一つのパートを、別のアニメーション作家が携わっており、『ポプテピピック』のようなアニメーション作家の集まったような要素もある作品です。
どちらも日本プレミア作品ということで、観たかった2作品がそれぞれ賞を持っていくという結果に、つくづく「現地に足を運んで良かった……」と思う次第。昨今の海外アニメーション作品の興行での劣勢を思うと、これらをなかなか日本の興行に乗せるのはまだ難しいのかもしれませんが、そういった稀有な作品に賞を贈ることができたのは良かったです。
以上、今年の新千歳国際空港アニメーション映画祭でした。
引き続き、上記の長編コンペ作品も含め、映画祭で観たアニメ作品の感想なども書いていきますので、私のnoteも引き続きチェックしていただけたら幸いです。
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