マガジンのカバー画像

読むアニアーカイブ【2023年2月】

46
読むとアニメ映画知識が結構増えるラブレターの2023年2月分まとめ。購読を希望しない人向けの買い切り用です。
『読むと “アニメ映画” 知識が結構増えるラブレター』2023年2月分の買い切り用のアーカイブマガ…
¥480
運営しているクリエイター

#映画レビュー

【映画レビュー】世知辛く苦い銃少女物インディーズ映画『UNDER THE DOG jumbled』の感想

2022年にヒットしたアニメ『リコリス・リコイル』を観て、私が最初に思い出した映画が実はこれでした。 『UNDER THE DOG jumbled』のざっくりとした感想 『UNDER THE DOG jumbled』を観ました。 ちなみに私が観たのは2018年に公開された、映像を追加した“劇場版”です。 本作はクラウドファンディング発のインディーズアニメーション映画。 原作は『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』や『428~封鎖された渋谷で~』などを世に送り出してきた

【映画レビュー】秀作集結!『指先から宇宙まで 素晴らしき短編アニメーションの世界』の感想

短編アニメーションを集めた企画です。 『指先から宇宙まで 素晴らしき短編アニメーションの世界』のざっくりとした感想『指先から宇宙まで 素晴らしき短編アニメーションの世界』を観てきました。 新千歳空港国際アニメーション映画祭のフェスティバルディレクターを長らく務めていたことでもおなじみ土居伸彰さんが代表取締役を務めるニューディアーが配給を務める短編アニメーションたちをまとめて上映する企画。ニューディアーの見本市的な側面もありそうです。 2022年12月10日より渋谷ユーロ

【映画レビュー】よく知らないけどちゃんと泣いてきた『アイカツ!10thSTORY未来へのSTARWAY』の感想

結局TVアニメシリーズは全く予習せずに行ってしまいました。 『アイカツ!10thSTORY未来へのSTARWAY』のざっくりとした感想『アイカツ!10thSTORY未来へのSTARWAY』を見てきました。 2022年公開の『劇場版アイカツプラネット!』の同時上映短編として付いてきた『アイカツ!10th STORY 未来へのSTARWAY』が満を持して長編化。 アイカツシリーズの集大成的なエピソードが堂々の上映です。長らく活躍してきたゲーム筐体シリーズも終了が発表され、アイ

【映画レビュー】なぜか中国でそこそこヒットしていたアニメ映画『ロビンソン・クルーソー』の感想

『ロビンソン・クルーソー』のざっくりとした感想中国で2016年の9月ごろに劇場公開されていた『ロビンソン・クルーソー』を観ました。 ベルギー・フランスの合作3DCGアニメ映画。 『サミーとシェリー2』のベン・スタッセンとビンセント・ケステルートコンビが監督を務めます。 てっきり日本未公開作品かと思っていたのですが、2016年8月にディスクリリースは果たしておりました。ローカライズされていたのね。 見てきた感想をざっくり一言で言えば 結構イマイチ ガッカリ具合が強めな

【映画レビュー】DCじゃない!がんばれスーパーペット『スタードッグ&ターボキャット』の感想

プライムビデオの見放題枠にあったから「なんぞこれ」と思って見た映画。 『スタードッグ&ターボキャット』のざっくりとした感想『スタードッグ&ターボキャット』を観ました。 遊園地などのアトラクションアニメーションなどを制作していたレッドスター3D社が初めて長編アニメーションに挑んだ一作。 ロケットに乗って打ち上げられた宇宙飛行犬バディが、実験の結果、50年後の未来に行き着き、動物の平和を守る猫のフィリックスと遭遇するバディムービーです。 日本ではディスクリリースはなく、配

【映画レビュー】不気味カッチェー素敵キャラの宝箱!秀作『マッドゴッド』の感想

昨年末の鑑賞作品ですが、今更レビューを書いております。 『マッドゴッド』のざっくりとした感想『マッドゴッド』を観てきました。 『スター・ウォーズ』『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』と多くのSF作品で特殊効果を務めてきたフィル・ティペット監督がストップモーションアニメーションで荒廃した未来世界を描いた作品。 合間にプロジェクトの中断を経ながらも30年という時間をかけて完成に行き着いた熟成された逸品。長らく観たい観たいと思っていた作品なので、日本上映が嬉しいです

【映画レビュー】ちゃんと良い話だけどモヤモヤした気持ちは否めない!『かがみの孤城』の感想

レビューが遅くなってすみません組。 『かがみの孤城』のざっくりとした感想『かがみの孤城』を見てきました。 2022年最後を飾るのは、『オトナ帝国の逆襲』の原恵一監督と『あの花』のA-1 Picturesが、辻村深月先生の同名ベストセラー小説をアニメーション映画化する企画。脚本には、これまでもなんども原恵一監督とタッグを組んでいる丸尾みほさん。 前作『バースデー・ワンダーランド』が、悩ましい結果だっただけに今回はリベンジなるか!?という気持ちで臨みました。 ちなみに原作

【映画レビュー】優雅で美しく牧歌的でいて難解映画!『レッドタートルある島の物語』の感想

『レッドタートルある島の物語』のざっくりとした感想『レッドタートルある島の物語』を観てきました。 「岸辺のふたり」のマイケルデュドゥクドゥビット監督の長編アニメ映画。 公開館数120館で初動3300万という爆死作品ともされる本作は、ジブリのお墨付きもいただきながらにしては、ちょっと寂しい結果ですが、通常のジブリの形態ではないからこその結果とも言えるかもしれません。 本作を観てきた感想をざっくり一言で言うと…… なんぞこれ。 でも綺麗。 という難解映画をぶつけられた

【映画レビュー】中国アニメーション映画のクラシックな名作『天書奇譚 4K記念版』の感想

今更だけど去年の11月の話! 大阪・TOHOシネマズ梅田にて、11月11日(金)〜11月17日(木)にかけて、大阪・中国映画週間が実施されまして、アニメーション映画の上映もあったので行ってきましたよ。 一本めはこちら。『済公SAI・KOU〜天地降臨〜』。 12月には感想載せてましたね。 そしてもう一本観に行っていたのですよ、実は。 『天書奇譚 4K記念版』のざっくりとした感想『天書奇譚 4K記念版』を観てきました。 中国のアニメーションにおいてもクラシック作品と言え

¥198

【映画レビュー】そんなにファンじゃなかったけどめっちゃ熱く燃えたぜ!『THE FIRST SLAM DUNK』の感想

年末鑑賞作品のレビューをどんどん消化していってますよ。 『THE FIRST SLAM DUNK』のざっくりとした感想『THE FIRST SLAM DUNK』を観てきました。 90年代に一時代を築いた週刊少年ジャンプの人気バスケットボール漫画「SLAM DUNK」が原作者である井上雄彦先生が監督という立場をもって、再アニメーション映画化。 レギュラーメンバーの声優さんの交代や、あらすじが公開までわからなかったりといろんな意味で期待の声や批判の声が上がっていましたが、蓋

【映画レビュー】凄まじく良すぎる音楽をまさかのアニメーションが足を引っ張る!『BLUE GIANT』の感想

レビュー投稿が遅れがちなので、出来るだけ早く更新できるよう頑張ります。 『BLUE GIANT』のざっくりとした感想『BLUE GIANT』を観てきました。 2013年からビッグコミックにて連載の、石塚真一先生の同名ジャズ漫画をアニメ映画化。ジャズに魅了された高校生・宮本が周囲のミュージシャンたちに感化され、活動していく様子を描いた作品。 監督を『名探偵コナンゼロの執行人』の立川譲監督、アニメーション制作を『幼女戦記』のNUT、そして音楽にはピアニストの上原ひろみさんが

【映画レビュー&ゲームレビュー】不遇な劇場未公開作品『モンスターズ・リーグ』の感想とタイアップゲームが出ていた件

今更のレビューシリーズ。 『モンスターズ・リーグ』のざっくりとした感想『モンスターズ・リーグ』を観ました。 当初は2021年春に劇場上映を予定していた映画なのですが、新型コロナウイルスの影響により、度々延期となってしまった映画。 海外ではパラマウント+の独占配信となりましたが、日本では流れに流れて2022年4月22日にデジタル配信にて日本上陸を果たしました。 『モンスターズ・リーグ』はモンスターと人間が仲良く暮らす世界を舞台に、モンスター同士が強さを競う格闘技“モンス

¥198

【映画レビュー】見てくれで拒否感を示すのはもったいなし!『さよならの朝に約束の花をかざろう』の感想

ブログでは事前にあまり紹介できなかったのですが、結構楽しみにしていた映画です。 『さよならの朝に約束の花をかざろう』のざっくりとした感想『さよならの朝に約束の花をかざろう』を観てきました。 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や「心が叫びたがってるんだ。」の脚本を務めた岡田麿里さんの初監督作品です。 本作を観てきた感想をざっくり一言で言うと・・・ ひじょーーーーに、良かったです。 という感じで見事な一作でございました。 ざっくりではなくもっと踏み込んだ感想

【映画レビュー】これ恋愛映画か?...いやマジで恋愛映画だ!『金の国 水の国』の感想

出来るだけ新しい作品のレビューを先行して用意したいのですが、好きな作品ほどまとめるのに時間がかかるのですよ……。 『金の国 水の国』のざっくりとした感想『金の国 水の国』を観てきました。 岩本ナオ先生による同名コミックをアニメーション映画化した長編作。 なんでも手に入る金の国のおっとり王女サーラと、自然に恵まれながらも貧しい水の国の建築士ナランバヤルが両国の思惑に巻き込まれて、偽りの夫婦を演じることになっていく……という物語。 サーラ役には浜辺美波さん、ナランバヤル役に

¥198