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【活動記録】第2回 食材配布イベントの振り返り

6/27(日)に第二回食品配布を実施しました。今回のnoteはその振り返りになります。合わせて、第一回からの反省を生かし、どこが改善できて、どこがまだ要改善かも記録します。


1. 活動実績

 【実施日】
  2021年6月27日(日)
 【実施場所】
  NeighbourFood事務所(目黒区東が丘)
 【食材の配布量】
  合計50食分
 (食材25kg、飲料10kg。うち、食材 0.5 kg 飲料10kgは寄贈食品
 【食材の配布先】
・目黒区在中の一般家庭3世帯 (前回から+1)
・目黒区内の児童福祉施設
【食材の内容】
  お米、パスタ、ジュース類、サバ缶、カレー粉、スープの素、トマトソース、など。

無事、第二回目を実施することができました。また、今回は、食品寄贈を約10kgほどいただき、配布先としても一般家庭が1世帯増えました

2. 第1回の反省を踏まえた振り返り

前回の反省① 食品の受け取り予約が少なかった...

初回の食品配布において、広報活動としては、SNS(Twitter, Facebook, instagram)での告知+チラシ300部の配布を行いました。その結果、3件の予約を承りましたが、目標としていた予約5件には至りませんでした。人口28万人の目黒区内に支援が必要な世帯が3世帯のみ、とは考えにくいです。(例えば、目黒区の生活保護率は約1%です)

予約が少なかった原因は、前回のnoteでも触れましたが、以下の2つに分けられます。(必要な人がいるという仮説の上で考えます)
A:必要な人に情報が届いていなかった
B:情報は届いたが、利用しようと思わなかった

では、A:対象とする必要な人に情報が届いていなかったの対策はどのようになるでしょうか?我々のゴールは、活動の地域での完結です。地域の中で不要な食品を集め、必要な人が利用するという形こそ、コストもかからず、サスティナブルで、取組やすい活動になると考えています。

対象とする必要な人を分解すると、当たり前ですが、対象とする人の中で(支援が)必要な人、と分解されます。よって、まず、対象とする人=NeighbourFoodのNeighbours(近隣住民)に情報を届けよう、と思います。

具体的には、SNSだけに頼るのではなく(SNSは、むしろ(支援が)必要な人が自発的にアクセスしてくれるものを念頭に置いており、地域は限定できない)、地道に足で稼ぐ、そう、ポスティングこそ効果的だと考えています。

くどくど説明して、前回と一緒やん。と思った方、その通り。ですが、前回300部配りましたが、事務所のある東が丘1丁目の世帯数は、約2,200。隣の2丁目を合わせると、約4,000世帯です!!まだまだ、ポスティングによる需要掘り起こしの余地があるものと考えています。今回も事務所近隣でポスティングを行いましたが、規模は前回と同程度にとどまり、利用世帯も前回から1件増加の3世帯だったので、より一般世帯の利用を増やすべく、ポスティング枚数を増やしたいと思います

さらに、地域の掲示板などポスティングよりも効率の良い告知の仕方も行政との連携を探る中で、チャレンジしたいと考えています。いずれにせよ、地域完結型、を念頭に告知の仕方を探っていきたいです。

B:情報は届いたが、利用しようと思わなかったについて、どのような対策が取れるでしょうか?そもそも、食品を無料で配るなんて、怪しすぎますよね。安心して利用していただくには、どうすればよいでしょうか?

まず、利用に際しては、チラシを見る→HPへアクセスして利用を申し込む、の2段階の手続きが発生します。チラシは、現状の分析の結果、100枚配ったところ、6件のHPへの新たなアクセスがある、ということがわかっております。チラシは、なんか、よさそうだ。おそらく、問題はHP。

HPの怪しさを改善するため、まず、我々のコンセプトをこっくり語った資料を掲載しました。また、Yukoが食品衛生管理責任者資格保有である旨も、メンバー紹介欄に記載し、そのほか略歴なども充実させました(こちらは、HPを見てくださった方からアドバイスをいただきました、ありがとうございました。)

ただし、まだまだ、食品がどのように収集、保管され、どのように受け渡されるか、よくわからない内容になっているので、一目でみてわかるように、図を使った説明を掲載するなども今後取り組もうと思っています。(非日本語話者の方へもわかりやすくなりますね)

前回反省② 食材を寄付してくれた人がほぼゼロだった...

前回は、食材を寄付してくれたのは、NeighbourFood代表者の友人だけでした。今回初めて地域の方から食品寄付をいただきましたが、寄贈食品だけで、食品配布を行うには、まだまだ寄付いただける食品を増やさなくてはなりません。

より寄付をもらえるために、以下のような取り組みを実施しました。

・地域への周知の強化
(利用案内と一緒にポスティングチラシに食品寄贈受付案内も記載)
・HPへ、どのような食品の寄付を受け付けいているか、具体的に表示


まだできていないこととしては、
・食品がどのように回収、保管され、配布されるかの説明
になります。今後、より我々の取り組みのイメージがわきやすいような発信を心掛けたいです。


前回反省③ 団体様への食品の届け方の効率が少し悪かった...


前回、児童福祉施設に食材を届ける際に、事務所からタクシーで移動しました。これでは、時間的・金銭的コストがかかり、これまたサステイナブルではありません。今回は、郵送にてお届けしましたが、メンバーの負担が重いという点ではまだサスティナブルとは言い切れないです。ちなみに、タクシーと比べて、1,000円ほど費用削減できました。

他のフードバンク団体では、運送ボランティアがあり、食品の運搬をボランティアさんにお願いすることがあります。地域に根差す活動に対するかかわり方として、食品寄贈・受け取り以外のもう一つの形にもなりえるかもしれません。現在、メンバーのみで運営を行っておりますが、ボランティアの募集なども行っていきたいです。

前回反省④ 本人照合が分かりづらかった...


前回、サービス利用者のプライバシー保護のために「予約時に4桁の番号を教えて受け取る際にその番号を言ってもらう」というやり方で本人照合しました。しかし、利用者の方が携帯の文字を読みづらそうにしており、4桁の番号を探すのに苦労していました。
今回は、覚えやすいように、フルーツの名前を各利用者にお伝えし、そのフルーツ別に食品パッケージを作成し、受け取り時にはどのフルーツか言ってもらうだけで利用者さんを識別するという形にしました。

この形なら、ボランティアさんが利用者さんの個人情報に触れることなく、受け渡しや食品パッケージ作成に取り組むことができます。ただし、利用者人数が増えた場合どうするか、なども今後予測される課題ではあります。

3. その他

次回より、目黒区の清掃リサイクル課の後援を受けられることになりました。地域行政とも協力して、皆様に安心して利用していただけ、地域に根付いたサスティナブルな活動にしていきたいです。

また、フードロスの側面だけではなく、福祉の観点での地域行政との協力も進めていく予定です。

4. まとめ

・ 今回は、計35kg, 50食分の食材(うち約10kg寄贈食品)を目黒区内個人世帯3件(前回+1件)、児童養護施設にお渡ししました
・ 次回に向け、①ポスティング強化、②食品回収・保管・配布方法の発信に取り組んでいきたいです
・さらに、団体への食品輸送方法、利用方法のわかりやすい発信も課題です
・来月からは目黒区清掃リサイクル課の後援事業に!

今回も皆さんのご支援で無事、食品配布を行うことができました。ありがとうございました。引き続き、ご支援よろしくお願いいたします!また、何かお気づきのこと、こんなこと協力できるかも!なことあれば、お気軽にご連絡ください (メール: info@neighbourfood.jp)!


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