【活動記録】第1回 食材配布イベントの振り返り
こんにちは。NeighbourFoodです。2021年5月30日に第1回目の食品配布イベント(フードピックアップ)を実施しました。その活動報告をします。
1.活動実績
2.実施のための準備
2−1.申し込みシステムの構築
2−2.SNSでの周知
2−3.ポスティング
2−4.関係各所へのコンタクト
3.できたこと、よかったこと
3−1.ひとまず食品提供サービスを実現できたこと
3−2.施設への寄付もできたこと
3−3.サービス利用者以外にも活動が認知されていたこと
4.できなかったこと、わるかったこと
4−1.食品の受け取り予約が少なかった...
4−2.食品を寄付してくれた人がほぼゼロだった...
4−3.団体様への食品の届け方の効率が少し悪かった...
4−4.本人照合が分かりづらかった...
5.まとめ
1.活動実績
まずは、活動実績について報告します。
【実施日】
2021年5月30日(日)
【実施場所】
NeighbourFood事務所(目黒区東が丘)
【食材の配布量】
合計50食分(食材25kg)
【食材の配布先】
・目黒区在中の一般家庭2世帯
・目黒区内の児童福祉施設
【食材の内容】
お米、パスタ、めんつゆ、ジュース類、サバ缶、カレー粉、スープの素、トマトソース、など。
無事、第一回目として、一般家庭2世帯と児童福祉施設に、合計25kgの食材を渡すことができました。
2.実施のための準備
では、今回の活動を実施するために行った準備について4点書きます。
2−1.申し込みシステムの構築
団体のホームページや申し込みフォームを作成し、食材を寄付・受け取りするためのシステムを構築しました。
2−2.SNSでの周知活動
食品を受け取る人、食品を寄付してくれる人に、私たちの活動の情報を届けるために各SNSで投稿をしました。
・Twitter
・Facebook
・Instagram
・note
2−3.ポスティング
「SNSだけでは不十分かも...」と考え、事務所の近隣へのポスティング活動も実施しました。
(もちろんポスティング禁止の場所にはしていません!)
ちなみにこちらが次回6月分のポスターです。
2−4.関係各所へのコンタクト
SNSでの周知やポスティング活動だけではなく、関係各所へのコンタクトも直接とりました。
児童福祉施設に直接連絡をとり、事前に食品提供のルールや、施設の様子などをヒアリングさせて頂いた上で、今回、食品を提供するに至りました。
また、目黒区には、我々のコンセプトや実施したいことについて事前に連絡させて頂きました。コロナ禍の中でなかなかイベントを共に実施するのは難しいですが、いつか協働できればいいなとお話させて頂いているところです。
3.できたこと、よかったこと
第1回目の食品配布を実施してみて、よかったこと・できたことについて書きます。
3−1.ひとまず食品提供サービスを実現できたこと
これにつきますね!今回、SNSやチラシで情報を発信し、少なくとも食品を必要としている2世帯の方にそれが届いたこと、そして、事前に準備したホームページやGoogleフォームを通して予約してもらい、無事当日に食材を届けるところまでサービスを形にできたことがよかったです。
3−2.施設への寄付もできたこと
私たちの「地域内で食材を集めて配る」という取り組みを実施する上で、私たちは、食品の寄付量と配布量の一致が一つの課題になると考えていました。つまり、食品を集めすぎたけど受け取る人がいない、という事態を懸念していました。しかし、今回寄付した施設の方に「地域内で配布予定だった食材が余った場合には私たちに提供すればいい」と言っていただきました。これで、食材を集めすぎて配る人がいない!という事態は避けられそうです。
3−3.サービス利用者以外にも活動が認知されていたこと
今回、わけがあってお受けはできなかったのですが、テレビ局からの取材の依頼も来ていました。コロナ禍で生活困窮者が増えている背景を受けて、活動の様子や動機について取材したい、との依頼でした。
また、目黒区の方も、事前にホームページをチェックしていたらしく、我々の活動が始動したことを認知してくれていました。
4.できなかったこと、わるかったこと
最後に、今回できなかったこと、わるかったことを4点書きます。
4−1.食品の受け取り予約が少なかった...
今回、実施に向けて最初にSNSでの周知活動を行いましたが、まったく食品受け取りの予約が入りませんでした。そこで、チラシ300部をポスティングしてなんとか2世帯の家庭に予約していただきました。しかし、もっともっと必要としている人に食品を届けたいと考えています。今回予約が少なかった原因はなんだったのでしょうか。
・必要な人に情報が届いていないのか?
・届いていないとしたらどうすればよかったのか?
・チラシをみて怪しい団体だと思われた?
・だとしたら安心感を与えるためにどうするべき?
今後、予約が少なかった原因について仮説を立て、検証をしていくことでサービスを改善していきたいと思います。
4−2.食材を寄付してくれた人がほぼゼロだった...
実は今回、食材を寄付してくれたのは、NeighbourFood代表者の友人だけでした。そのため、ほとんどの食材をメンバー3人で買い込みました。このやり方では、メンバー3人に負担も多く、持続的に必要な人に食材を届けられません。「食品を集める」方法も改善し、サステイナブルなサービスを作り上げたいと思います。
4−3.団体様への食品の届け方の効率が少し悪かった...
今回、児童福祉施設に食材を届ける際に、事務所からタクシーで移動しました。これでは、時間的・金銭的コストがかかり、これまたサステイナブルではありません。また、「地域内で食品を集めて配る」という我々の取り組みからも少し逸脱してしまいます。団体様への寄付を踏まえて、食材の配り方について再検討が必要です。
4−4.本人照合が分かりづらかった...
今回、私たちは、サービス利用者のプライバシー保護のために「予約時に4桁の番号を教えて受け取る際にその番号を言ってもらう」というやり方で本人照合しました。しかし、利用者の方が携帯の文字を読みづらそうにしており、4桁の番号を探すのに苦労していました。
このことから言えるのは、もっと利用者の目線でサービスを設計する必要がある、ということです。心地よく利用してもらうためにはどうすればいいのか考え、第二回目には改善します。
5.まとめ
さて、第一回目の活動報告をまとめます。
申し込みシステムの構築、SNS投稿やポスティングによる周知活動、また施設への直接のコンタクト、などを通して、合計25kg の食材を2世帯の方と団体様に配布することができました。
・諸々の準備をしてひとまず第1回のイベントを形にできたこと
・団体様にも寄付できたこと
・利用者以外にもサービスが認知されている
ことがよかったです。
ただ、その一方で、悪かったこともあったので改善していきたいです。
・受け取り予約が増えるように周知活動を改善する
・サステイナブルなサービス(寄付食材の増加、団体への寄付の効率化)を目指す
・利用者目線のサービスを目指す
具体的な改善案については、今後のnoteで配信していきますー!