
プロジェクトマネジメントは結局、「PDDDDCAAAA」しか勝たぬが、PとCもちゃんと大事というお話。
おはようございます。
すべてのビジネスを、プライバシーリスクから解放したいAcompany広報のはまだ🐧です。
この記事はAcompany Advent Calendar 2024の1日目の記事となります。
この記事は、プロジェクトを回すリーダーとなったすべての人に対して、プロジェクトマネジメントは結局、P(計画)とDo(実行)とC(評価)とAction(改善)の全てが大事だよねということを伝える記事です。
2024年、主催・共催を合わせると10件以上の大小様々なイベント運営に関わってきました。
その中でも、プロジェクトのリーダーのみをカウントすると、80名規模のリアルカンファレンスを1件、30-40名規模のリアルイベントを3件、100名規模のオンラインイベントを1件、採用カンファレンスの出展1件、記者会見をやりきりました(現在企画中のプロジェクトも複数あり)。
そのほか、サポーター(プロジェクトのメンバー)だと、500名規模のオンラインカンファレンスだったり、司会だったり、自社の採用広報のイベントだったりをやりました。
Acompanyの中の「イベントなんでもやりますマン」として、現場をゴリゴリ回しました。
概ねどのプロジェクトもよいものだったものの、自分自身の立ち回りは反省点が多かったです。
ここから今回は、プロジェクトマネジメントをする上で結局何が大事だったのか、今までの反省点を踏まえてまとめていこうと思います。
プロジェクトマネジメントで大事な3つ(4つ)の要素
⓪より良い計画を立てる📕
計画は大事です。
大事すぎるので、もう一度言います。

です。
プロジェクトマネジメントのお作法としてよく聞く、WBS(Work Breakdown Structure)やガントチャートを作成して〜のヤツです。ただしあくまでも、WBSはプロジェクトを円滑に進めるための道具でしかありません。
正直、このプロジェクトが何を目的に、誰に、どうなってほしいのかが具体化できており、関係者間で目線が合っており、そのためのTODOリストの落とし込みができており、TODOリストのタイムラインが引けており、定期的に進捗確認ができていれば、どのような方法でもいいと思います。
明確な目的、TODOリスト、タイムラインが一つの場所で管理されている状態(計画のたたき)をまずは作りましょう。個人的にはNotionがお手軽でおすすめです(ちなみに、私生活でもNotionで引越しや旅行のプロジェクトをゴリゴリ回しています)。

①キーマンと握る🍣
これ、めっちゃ大事です。
P(計画)時、まずキーマンとプロジェクトを握る必要があります。
ここでいうキーマンとは、会社だと社長や役員だったり、チームだとマネージャーだったり、そのプロジェクトの全責任を負う人・意思決定者を指します。ちなみに、これはプロジェクトごとに変わります。
で、彼ら彼女らと何を握るのかというと、プロジェクトの目的や、予算、リーダーが決めきれないこと・迷いが生じることの目線合わせなどです。
特にプロジェクトの走り始めは、このキーマンとの握りを頻繁に行わなければいけないと思っています。
しかし、キーマンのご意見伺いになり過ぎてしまうことは、プロジェクトリーダーの存在価値がなくなってしまいます。リーダーがここでやることは、キーマンが意思決定しなければいけないことをわかりやすくし、そのために必要な材料を集めることです。
そして、いろんな情報を並べキーマンに意思決定をさせるのではなく、情報は極力削除し、なんなら「これでいいっすよね」→「うっす」みたいなやり取りができるようにする。
ぜひ、裏の意思決定者(キーマン)になってください。
②役割を決め、巻き込む人の状態を想像する🐻
皆、各々、仕事というプロジェクトを持っています。
個人的な考えとして、仕事は基本プロジェクトマネジメント型で、各々が大なり小なりのプロジェクトをマネジメントしていると考えています。
そのプロジェクトという作品の影響力が会社(組織)にとって強ければ強いほど(勝つプロジェクトの回した個数が多ければ多いほど)、その会社の中で評価されると思っています。
しかし、プロジェクトはひとりでは回せません。「チームで成果を最大化」しなければいけません。なので、プロジェクトメンバーを決め、アサインしていく必要があります。しかし、皆忙しい。

そのため、メンバーには「何を期待しているのか(役割)」をお伝えし、主体性を持ってもらうことが必要です。
この役割を適切に伝えていない・伝わっていない、コミュニケーションが不足していると「言った言わない問題」が発生します。
わたしも、巻き込むメンバーの役割を明確にせずに突っ走り、いろんな方々にご迷惑をかけました(し、まだまだここは改善点があるなとおもっています)。
そして、メンバー間でのコミュニケーション設計も大事です。
リーダーはメンバーのモヤモヤを解決し、コミュニケーションの隔たりをなくすことが一番重要な仕事です。そのため、毎週の定例やSlackチャンネルの立ち上げなど、メインのコミュニケーション手段を決め、「いつでもウェルカム🤗」と心を開かなければいけません。
皆、自分のプロジェクトリーダーをしています。基本、暇じゃありません。自分がリーダーとして回すプロジェクトが「勝つ」プロジェクトだと信じてもらい、メンバーが主体的に動ける場を整える。
もしメンバーが何か大きな壁にぶち当たっていた場合は、すぐに駆けつける。
プロジェクトに関わってくれたメンバーへの最大限の配慮と、尊敬と、静画を出しやすい環境整備を意識したいです。
③爆速でTODOリストを回す→毎日トラッキング→爆速でTODOリストを回す🏃
ようやくやってまいりました。TODOを爆速で回すお時間です。
ここからは、なんとかする気合いさえあれば、なんとかなります。もみくちゃになった計画をもとに、爆速でTODOリストを回す。TODOリストの奴隷となりましょう。いわゆる「PDDDDCAAAAA」ですね。
ただ突っ走れば良いというわけでもありません。TODOは毎日トラッキングし、遅延や優先順位を都度整理、TODOアサインの適正さなどを精査するのが大事です。
完璧な計画なんてありません。プロジェクトが歪むなんてことは日常茶飯事です。
しかし、それをコントロールするのもリーダーの役目。しっかりプロジェクトの手綱を握り、計画の冒頭で示したゴールに向かって突き進みましょう、最短距離で。

最後に
イベントや展示会など、当日に近づけば近づくほど、焦りが出てくると思います。「なんで自分ばかりこんな忙しくしているのに助けてくれないんだ」「時間があるなら、このタスクやってよ」など。
しかし、プロジェクトリーダーになった以上、イベント直前で忙しいのは当然です。その忙しさをなくすための道具として、P(計画)とC(評価)があります。
トラブルが発生しない(少ない)プロジェクトは、リーダーの予知能力が高いプロジェクトだと思っています。事前に予知し、PとCにひっそりと組み込んで転ばないようにしている。そんなかっこいいリーダーを目指したいです。
そしてリーダーたる者、常に「ごきげん🤗」でいることもすごく大事です。忙しくとも、胃がキリキリして眠れない日があっても、リーダーであれば、ごきげんでいなければいけません。
今の私の上長である方は、つねにポジティブシンカーとして振る舞っています。「なんとかするかー」くらいじゃないと、チームメンバーがぎくしゃくしてしまいます。

プロジェクトは生き物です。常に、驚きがあります。正直「まじかよ」と思うこともたくさんありますし、数えきれないほど経験しました。
起こりうる驚きのパターンを複数個予知しておき、対応できるようにしておく。とにかく、なんとかする。
その気持ちだけでも、プロジェクトマネジメントを極めるひとつなのかもなと思っています。
(正直、驚きがないプロジェクトはつまらないと思ってしまう。ドMかもしれない)
ここまで、自戒を込めて、2024年の1年間で学んだプロジェクトマネジメントについてまとめました。
そしてこんな記事を今、書いて公開していることを許してください。
少しでもごきげんになれる、勝てるプロジェクトを回すことができる人が増えればなと思っています!
参考文献
最後に、プロジェクトを良い感じに回していく上で参考になった本を3冊紹介させてください。
BIG THINGS どデカいことを成し遂げたヤツらはなにをしたのか?🗼
「丁寧な計画と短期の実行」が大事だよという話。デカいプロジェクトで成功体験を積みたい人の必読書。
なぜこのプロジェクトを行うのか
「達成したいこと」を最後まで見失わない
WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う🎯
このTEDを書籍化したもの。
計画を立てるときに参考になります。WHY→HOW→WHATを言語化して、プロジェクトページのTOPに掲げて、定期的に見直すだけでもかなり効果ありです。
新装版 外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント🗺️
最高の本です。
プロジェクトマネジメントを頑張りたいそこのあなたはぜひ読んでください。そしてブッ刺さってください。
最後の最後:Acompanyの宣伝
最後に、弊社Acompanyの紹介です。
Acompanyは、「すべてのビジネスを、プライバシーリスクから解放」することを目指し、企業のプライバシーDXを推進しているスタートアップです。
データの暗号化だったり、秘密計算だったり、プライバシーテック協会の事務局だったり、なんかとっつきにくいけれどすごそうなことをしている会社です(広報、言語化サボるな)。
少しでもAcompanyのことが気になった方はぜひ、コーポレートサイトへ足を踏み入れてみてください▼
また、YOUTRUSTでカジュアル面談を開放しております▼
なんでもウェルカムですので、お気軽にエントリください。
ではでは🖐️