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逃げ上手の若君と魂の属性:足利尊氏の場合

週刊少年ジャンプで連載中の歴史漫画ですが、この漫画の興味深いところは、足利尊氏が敵役として登場していることです。

“勝てば官軍負ければ賊軍”という言葉があるように、室町幕府を創始した足利尊氏は勝者でしょうから、主人公として扱われてもおかしくないはずでしょう。

ところが、この漫画は北条時行を主人公に描かれています。

よくきく話ですが、事実には正義も悪もないと言われています。

事実や史実に対し、部外者が勝手に解釈・評価するだけと。

ですから、足利尊氏も北条時行も、己の正義を掲げて戦ったに過ぎない。

それぞれの正義の方向性が異なっていたということなのでしょう。

さて、足利尊氏が敵役であることに納得したことが一つあります。

それは、陰陽師の先生による魂の属性の鑑定結果です。

頭2ですね。

頭2の属性を持つ人物は、という志向が強く、物事を自分の利害関係で判断する傾向が強く、利益/個人的な目標のためには、他人を蹴落としてまでもといった、自己中心/猪突猛進的な傾向が強い、という性向を持ちます。

逃げ上手の若君:第37話『改革1334』より抜粋

足利尊氏が室町幕府を創始する動機は己の欲と、漫画内でも巧みに描かれています。

頭1の、世のため人のためとは異なります。

また、他の漫画でも、主人公の敵サイドの多くが頭2です。

さて、足利尊氏には不可解な点がいくつかあるようです。

逃げ上手の若君:第112話『インターミッション1336②』より抜粋

こうした神がかり的な出来事が事実であったなら、それはなんだったのでしょうか?

ちなみに、鑑定表からわかるとおり、彼は霊能力持ちではありません。

では、なぜ不可解な出来事が起きたと言われたのでしょうか?

あくまで私の推測ですが、17:憑依の影響ではないかと考えています。

幕府を創始するほどの武力を率いるには、彼が魂3:武将であることは当然でしょう。

しかしながら、彼の他にも、魂3:武将の人物はそれなりの数がいたはずです。

そうした魂3:武将の中でも抜きん出たなにかが足利尊氏にはあったはずです。

そのなにかが、17:憑依なのだと思います。

17:憑依の相には、本人に眷属や動物霊が憑依した結果、妙なパワーを得て人に対する圧力や過激な言動が増し、本来の実力以上の感化を他人に与える力があります。

魂3:武将の人物は、独りではパッとしないものの、なぜか社会的地位が高い人物に好かれることが多く、同時に周囲の人々の特徴を把握するのが得意だったりします。

実際、私の友人に頭1の魂3:武将がいますが、彼が他人について言及した内容に対し、感心した覚えがあります。

元々そうした、人を見る目がある魂3:武将に17:憑依の力が加われば、まさに鬼に金棒だといえそうです。

足利尊氏が正義か悪かというわけでもなく、一つの史実に対し、あの世の観点から私なりに考察してみました。

お読みいただき、ありがとうございます。😊

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