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読了:『あずかりやさん 桐島くんの青春』 大山淳子
おはようございます。
現在時刻は午前9時。私の住む地域では大雨です。
本日は台風のため通勤で使う電車が計画運休になりました。
そのためお仕事はお休み。
家が近い人は出勤しているので、ちょっと申し訳なさがあるのですが、せっかくのお休みは有意義に過ごしたいと思います。
さて、今回はブルーのカバーが可愛いこちらの本。
『あずかりやさん 桐島くんの青春』 大山淳子
実はシリーズになってまして、こちらは2作目なのです。
1作目も感想を書いているのでぜひ覗いてみてくださいね。
一日百円でなんでも預かるというのが物語の舞台である「あずかりや さとう」。
目の見えない店主が一人できりもりしています。
この本の面白いところは、モノの目線で書かれているところです。
店主が使っている文机(ふづくえ)が元は芥川龍之介に憧れた「あくりゅう」という男の持ち物だったり、
預けられたオルゴールはその昔、海を渡った国で生まれ、いろんな人の手に渡り行き着いたのが日本だったとか。
あずかりやに預けられるまでの経緯がそれぞれ違くて面白いです。
盗んだ鉛筆を預けた女の子、学校のクラスでのグループ問題がすごく気持ちがわかるので、ちょっとだけ心がキュッとなりました。
最後の章は、どうやらあずかりや店主の昔の話を書かれているようです。盲学校での日々の生活だったり、ちょっとした外出だったり。
目が見えない人たちの見る世界を少しだけ感じれた気がします。
このシリーズ、確か3作目が出てるので、またそのうち。
最近、仕事帰りの電車で読書するようになったら、一冊をかなりの早さで読み終えられるなと思いました。
隙間時間のちりつも、これからも続けたいと思います。
ではでは、今日はこんなとこで。
お仕事や外出されてる方々、雨風にはお気をつけてくださいね。
今日のnegoto:「朝ごはんは白米と食パンを両方食べる二刀流です」