あれこれ … 小皿に春を乗せよう
立春とはいえ大雪が降ったり、あっさり春はやってきてくれません。
それでも、少しづつ季節の味覚が登場してきているので、
小さなお皿に盛って気持ちだけでも明るい春に…
あれこれ小皿
漆器の小皿にあう、春の味を探してみました。
ウドの酢味噌あえ
ウドを食べると、しゃきっとした歯ごたえに独特の爽やかな香り、あぁ春だなぁと思います。山ウドはアクが強いのですが、栽培されている白ウドならサラダでも美味しいですね。旬は春から初夏のようです。(栽培物は期間が長いそうです。)
芽キャベツの炒め物
コロッとかわいい芽キャベツですが、ビタミンCはキャベツの4倍でなかなか栄養価は高く、免疫力を高める効果があるそうです。
旬は11月から3月ということで、季節の先取りではありませんが、今美味しくて元気をくれる野菜ということで紹介しました。
ウグイス餅
今里山などでは、「ケキョ、ケキョ」あるいは「チッチッ」などのウグイスの笹鳴きが聞こえるかもしれません。ウグイスといえば「ホーホケキョ」を思い浮かべるのですが、あの美声はオスの求愛の声だとか。
緑のお餅に黄色いきな粉がかかり、ぷっくりした姿がウグイスを連想させますね。一月末から三月下旬まで食されるそうです。
漆器のお手入れ
漆器のお手入れに悩む方がいるかもしれませんので、アドバイスします。
食洗器は使用できませんが、基本は「手洗いして、拭いて、しまう」とシンプルです。柔らかい布あるいはスポンジなどでソフトに洗えば十分です。
油汚れがひどい時は洗剤を使ってもいいのですが、少々の汚れはぬるま湯できれいになります。(こびりついている場合は、お湯に漬置き洗いで取れやすくなります。)常に洗剤で洗うと、漆の油分が奪われ漆器の艶が無くなることもあります。
長く日本の暮らしに潤いを与えてきた漆器です。
巡る季節を美しい器で楽しんでいただければ幸いです。