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料理は発見…これも食育?
5月5日は子供の日、これにちなみ我が家のささやかな食育の話です。
2005年(平成17年)に食育基本法が制定されました。食育により国民の健全な心身を養い、豊かな人間性を育むことを目的としているそうです。なじみの薄い言葉のようですが、明治のころから「食育」ということが言われ始めたそうです。
自分が子供を育てている時は、生活に追われがちでそんな考えもなく、かなり雑だったと記憶しています。けれど、まぁお椀はそこそこの器を使わせてきたかと思います。日本料理は目で食べると言いますから、それもありだったのでしょうか。
食器棚手前に並ぶ子供用の根来椀、30年近く使ってきました。
有難いことに孫がいて、時おり来てくれたのでお椀も新調しました。遊びに出かけた後には食欲旺盛で、和食中心の年寄臭い料理もパクパクよく食べてくれました。
こちらも張り合いがあるので、つい頑張ります。時々は生蛸を塩ゆでにし食べさせました。保存を考えなくてよいので、柔らかめの仕上がりにできます。
孫たちは気に入り、自宅近くのスーパーでタコを買ってくれとせがんだそうです。ところが、食べてみると固い、「こんなタコじゃない!」と文句を言ったのだとか。渋好みにしすぎたか、と反省しました。
漆器を使っていると、自然に和食が多くなります。献立に器が大きく影響する気がします。考えてみれば、料理と盛り付けは一体ともいえます。
孫たちがものを食べる姿はほんとに可愛らしかったのですが、今ではもう高校生と中学生です。お誕生日に大人用のお椀をプレゼント、モニターを兼ねているので色々たずねますが、たっぷり入るので気に入ってくれているようです。
息子の小さなお椀、孫の大きなお椀(時が立つのは早いものです)
とりとめのない話でした。健康に配慮し何を食べるのかが最も大切でしょうが、できるところから始めると我が家ではこんなことでした。
◎次回は「 散歩びより … 楽寿園 」です。