超効率勉強法

超効率 勉強法
       DaiGo
・目次
1.やってはいけない勉強法
2.超効率勉強法【アクティブラーニング】
3.勉強前テクニック
4.勉強後テクニック
5.感想

今回私が読んだ本は、DaiGoさん著書、超効率勉強法である。
この本は勉強というものをどのように行うことでより効率的に知識に定着されるのかを非常に分かりやすく解説していたので是非実践していきたいと思う。
私は今まで勉強にほとんど触れてきておらず、スポーツばかりやって来た人間で、勉学については根性論的な勉強方法しか行なってこなかった。この本ではまずそこを否定されて興味を惹きつけ、その後具体的な勉強法を解説してくれているので私なりに纏めていきたい。

1.やってはいけない勉強法
この本ではまず今まで多くの人が学校などで習ってきた勉強法を否定してもらうとこから入っていく。例えばハイライトやアンダーラインを引くことはその行動自体に満足してしまうし、その引いた部分にだけ意識が向くため全体を捉えることができなくなってしまうとか、語呂合わせは勉強術ではなく記憶術であって、その単語だけを覚えるためには有用だがそれに関連する知識やその単語を使ってまた別のものを勉強することはできなくなるなど今まで私自身が非常によく使っていた勉強法を否定されたが、確かにアンダーラインを引くことで満足してしまい、兎に角線で埋めれば頭が良くなった気になっていた事は多々あった。ここの意識をまず捨てることが効率的な勉強を学ぶ上の第一歩である。

2.超効率勉強法【アクティブラーニング】
この本で一番大事な部分はこのアクティブラーニングと呼ばれる勉強法である。
この勉強法は学ぶ自分自身が積極的に勉強に取り組む方法という言葉通りのやり方である。その中でもアクティブラーニングで最も大事な事は想起と再言語化の2つ。
簡単にいうと想起は思い出す事、再言語化は学んだことを自分の言葉に置き換える事である。
 人間の脳が一番活性化され、脳に知識を定着させる一番良い時期は思い出す作業をしている時。なので勉強をしていく中でいつでもこの思い出す作業を使う勉強法が効率の良い勉強法。例に挙げると学んだものをクイズ化させたり、バラバラに学んだものを一つのグループにまとまるチャンク化を行う事である。テスト化させるメリットはもちろんテストにすることによって思い出す作業を行える事。チャンク化のメリットはバラバラに学んだものを1つのグループに纏める事でバラのものの枠組みを定め頭に残りやすくし、想起を起こしやすくすることが出来る事である。
 次の再言語化は学んだものを自分の言葉に変換して覚える事で知識を定着させる方法である。これを行う方法は様々あったが私が一番取り入れたいと思ったものがティーチング・テクニック。これも言葉の通り勉強するものを自分が次教えるというスタンスで学び実際に教えてみるやり方である。人に教えるという事は自分が理解していないと教える事は出来ない、だからこそ自分の言葉で理解するようになる=再言語化するという流れである。しかもそれを実際に教える事で知識の定着が進んでいくので実践しない手はないなと感じた。教える相手はぬいぐるみでもいいので誰でも出来る。
この想起と再言語化、これだけは今後絶対に意識して勉学に励みたい。

3.勉強前のテクニック
DaiGoさんは勉強前にどれだけ時間をかけるかが肝だと述べていて、そのテクニックをたくさん教えて頂いたが私のお気に入りは自己超越目標を持つ事と、ビアプレッシャーをかける事の2つである。
自己超越目標を持つ事とはただ単にお金が欲しいとか、そんな事のために勉強するのでなくこれを勉強する事で世の中のこんなところに役立つという自分の欲以上の目標を持つ事でその勉強の価値が上がっていく方法。確かに自分が勉強したことによって世の中を豊かに出来るかもしれないと考えたらワクワクしてくるし、勉強への意欲もドバドバ出てくる。

もう一つのビアプレッシャーをかける事は、周囲の人はやっているなどのプラスなプレッシャーをかける事で自分自身もやらなくてはいけないというマインドにさせる事である。自分も人が頑張っている姿を見る事で刺激になるし、やらなくてはいけないなと思うことが多い。これを行うためにはやはりモチベーションの高い人たちの居るとこに身を置くことである。

4.勉強後のテクニック
また勉強後のテクニックもこの本では教えてくれる。基本的に勉強後は脳を使わないのがベストであると書かれている。その中でも特に昼寝は実践してみたいテクニックであった。
昨今はパワーナップ(効果的昼寝)という言葉が出てきたりなど昼寝は生産性アップのテクニックとなっている。その中でも特に学習の効果を出す昼寝の方法がポロドーロ的時間管理と報酬つき昼寝を組み合わせたものである。ポロドーロとは集中力アップの効果が高い時間管理術で一定時間は集中して作業に取り組み、その勉強に対するテストを作っておく。その後休憩(昼寝)を挟んで、休憩後のテストで正答率が高ければ報酬を与えるといったサイクルである。このサイクルを実践することで勉強の効果がより上がっていく。
他にもたくさん素晴らしいテクニックが書かれていたので実践してみたい。

5.感想
この後にも上級者向けのテクニックであったり地頭を鍛える方法が載っていてとても参考になった。
最後にこの本を読んでみて感じたことだが勉強というのはどれだけ自分が積極的に取り組んでいくのかがとても大切だと感じた。アクティブラーニングは今まで自分にない勉強の取り組み方であったが、この方法は絶対に今の自分に必要だし効率よく学べると確信している。勉強というものは中々知識が定着せず毛嫌いしてしまう人が多い。だがその知識は財産だし、自分を高める上で最も重要な行動である。これを効率的に行える方法があるのだというのであればそれは実践しない理由はない。今回様々な勉強法を学んだが一つ一つ試していき、勉強というものを否定的に捉えず今後も知識を増やしていきたい、そう思える本書であった。

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