奉仕の心が単価を上げる
体調を壊すと、健康の大切さががわかりますね。失くしてからなくしてから気がつくことばかりです。何事も、前もって想像することが大事なのでしょう。
さて、自分の価値を高めるにはユーザーのニーズに応えることが大事だと書きました。ストレートに言い換えると、売れることだと思います。
nendoが沖縄のお菓子のパッケージをデザインしたら売上げが何十倍になったという話を本で読みました(正確な数値は失念……)。これほど大きな実績はないです。頼んで売上げ伸びるんだったら、デザイン料が多少高くてもお願いしますよね。
『人にできないことをするのではなくて、人の利益になることをする』
これが仕事の単価を上げる答えだと、ここ何回かのnoteを書いていて思い至りました。
「人にできないことをするのではなくて」とわざわざ前段で書いたのは、人の考えつかないアイデアを出すことが一番大事だと思い込みがちな自分への自戒のためです。
人にできないことをするというのは、一つの向上心だから技術も上がることでしょうし、自信にもなる。満足もするかもしれない。でも、それは、目標じゃなくて、手段の一つです。
目標は、クライアントの利益やユーザーのベネフィットを産むことです。それは、奉仕の気持ちかもしれませんね。その目標が叶うことによって、自分に報酬をいただく。これが、理想のカタチかも知れません。
楽しいからやるとか、やりたいからやるという動機は前提として必要です。だって、つまらないと途中で止めちゃうし。でも、それだけでは成り立たないのでしょう。
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人の為とか奉仕なんて書くと、とても偽善的かつ道理的に正しすぎて気恥ずかしくなります。ちょっと、噓臭い気もしますし。
また、ファイン・アートのように自分の内面をさらけ出したり、自己表現を高めていくスタイルの素晴らしいデザインもあると思います。
ここで書いているのは、自分の目指すスタイルであり、考えです。
それに、奉仕の心とはいえ、従順で盲目的に従うわけではありません。逆に闘うことって増えていくと思います。
今日は、書いてて少しスッキリしました。