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カッコイイ許し方(2022/8/16)

使役動詞。

皆さん覚えてますか?

おそらく高校生のときに習って
ますます英語がちんぷんかんぷんになった方も
少なくないと思います。

かく言う私も
あまり好きではないのですが(笑)

というよりは
「使役動詞」という名前が

「どうだ、難しそうだろう」

と威嚇しているように見えるのは
私だけでしょうか。

文句はさておき(笑)

まずは使役動詞について
少し説明をしたいと思います。


https://www.myenglishclub.com/blogs/causative-verbs-and-exercises

表を載せてみました。
(英語だとcausative verbsと言いますね。)

実は「使役動詞」というものは
覚えられないほどあるんですね。

というのも

「人・もの」が「別の人・もの」に「ある動作(を)」させる

という意味の日本語を導く動詞は
全て使役の意味があるからなんですね。

※自己流の解釈です。

https://eigonou-kouchiku.blogspot.com/

使役の意味を伴う動詞って
こんなにあるんですね(笑)

この動詞に共通している点は
使役の意味を伴うこと
同じ文型を作るということ
基本的には

主語+動詞+目的語+不定詞

という文型になります。

これに少し手を加えると

主語(人・もの=A)+使役動詞
  +目的語(別の人・もの=B)+不定詞(to 動詞の原形/動詞の原形)

となります。

それもそのはず。

使役動詞というのは

「人・もの」が「別の人・もの」に「ある動作(を)」させる

という意味を表わす動詞なので

ある動作をさせるA
ある動作をする(させられる)B

両方必要になります。

なので

主語+動詞+目的語+不定詞

という文型になるということは
自然な事なんです。

※自己流の解釈です。


それを踏まえた上で
高校時代を思い出してみましょう。

すると
主に習った使役動詞が

make・have・let

上記の3つだったことを
思い出すのではないでしょうか。

それはなぜかというと
この3つが「特別」だからなんです。

先ほど文型の話をしましたが

主語(人・もの=A)+使役動詞
  +目的語(別の人・もの=B)+不定詞(to 動詞の原形/動詞の原形)

という形で紹介をしました。

make・have・let
を使役動詞として使う場合には

主語(人・もの=A)+使役動詞
  +目的語(別の人・もの=B)+不定詞(動詞の原形)

となります。

不定詞のtoが無くなるんです。
(「原形不定詞」というやつです。)

なので学校では主に
make・have・let
を学習するんですね~。


前置きが長くなりました(笑)

When did you last let your heart decide?

これはある歌の歌詞なんですが
分かりますか?

もし分かったとしたら
すごいです(笑)

これも実は
前回紹介しました

A whole new world

の歌詞の一部です。

なぜこの歌詞を
取り上げるのかというと

これ、オシャレなんです。

私がこの歌詞を最初に見たとき

「こんなおしゃれな言い回しがあるのか」

と感動したのを覚えています。

なぜそう思ったのかを
書いてみたいと思います。


When did you last let your heart decide?

これを日本語に訳すと

「最後に、君が心に決めさせたのは、いつ?」

みたいになります。

でもこのフレーズは
日本語訳では表現できないニュアンス
含まれています。

それが

let your heart decide

の部分です。

前述したように
この「let」は
使役動詞として使われています。

使役動詞の「let」には

「人・もの」が「別の人・もの」に「ある動作(を)」させる

という意味があります。

それに加えて

to allow something to happen or someone to do something by not doing anything to stop an action or by giving your permission

https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/let

という意味があります。

簡単に言うと

許す・許可する

というニュアンスがあるのです。

では何を許すのか。

それは

your heart「あなたの心」

です。

そして何をすることを
許されたのかというと

decide「決心する」

ことです。

ここでもう一度
フレーズを見ると

When did you last let your heart decide?

このフレーズがこんな風に
感じられると思います。

「最後にあなたが
 あなたの心(本心・本音)で
 何かを決心することを
 自分に許したのは
 いつですか?」

深いですね(笑)

でもこの場面のジャスミンには
このフレーズは
とても響いたのではないでしょうか。

自分の行動を制限しているのは
外的な要因ではなく
自分の心が決心することを
許していないからだ

ということを
アラジンは見抜いているようにも
思えます。

素晴らしいフレーズですね・・・


・・・ということに感動したんです(笑)

いろんなものを「let」していきたい・・・。

ねぎ

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