トゲアリトゲナシトゲトゲはもうトゲトゲでいいのではないか⁉︎ 〜人の名字編〜
◆NEFNEに関わる人たちによる自由連載《汽水域の人々》
雑貨屋&フリースペースのお店「NEFNE」で交わるひとびと。多様な執筆陣がリカバリーストーリーをはじめ、エッセイ、コラム、小説など好きなように書いています。
生物の名前の中には、ふしぎな、物語が、宿っていることが、よくあるのですが、人の名字にだって、負けず、おとらず、おもしろい物語が、かくされているんですよ。
まずは、お約束の、難読名字から。
いきなりの難問ですが、「五百蔵」は、何と読むでしょうか。
答えは「いろよい」です。戦国時代に、五百の蔵の中に、いっぱいになるほど、たくさんの「よろい」を持っていたということが、その言われだそうです。のっけから、なかなかの、つわものでしょ。
つづいて「目」は何と読むでしょうか。
これは、かなり難しい。答えは「さがん」です。ねっ、ちょっと、びっくりしたでしょ。
つづいて、こわい名字、いってみましょう。
まず、最初に「百目鬼」は何と読むでしょうか。
答えは、「どうめき」です。けっこう、こわい感じがしますね。
では、もっと、こわいの、いってみましょうか。
「降魔」…。これも、かなり、こわい感じがしますが…。
答えは「ごうま」です。もう、夢に出てきそうな、レベルですね。
つづいては、かわいらしい名字、いってみましょう。
まずは、これ、「猫屋敷」ですが…。
これは「ねこやしき」と読むそうです。なんか、かわいらしいですね。そのまんまですけど…(笑)
では、「辺銀」は、何と読むのでしょうか。
答えは「ぺんぎん」です。これも、そのまんまやないかい。と、言われそうですが、「ぺんぎんさん」って、かなり、かわいらしい、名字でしょ(笑)
最後に、ちょっと、びっくりする名字をいくつか…。
まずは、「馬鹿」ですが…。「ば…」んなわけないでしょ。これは、「ましか」と読むそうです。あっ、何か、ちょっと、がっかりしてませんか(笑)
つづいて、「牛糞」は、何と読むでしょうか。
とまどっているあなた。思い切って、大声で、言ってみましょう。せーの、「う・し・く・そ」。ちょっと、びっくりですが、これも、正真正銘、実在の名字です。
そして、ついに、大トリですが、「金玉」、これは、何と読むでしょうか。
また、そこで、ためらっているあなた、今度も、思い切って、大声で、言ってみましょう。せーの、「きん…」ちょっと、まった、まった。いくらなんでも、そんなわけないでしょ。これは、「こんぎょく」と読むそうです。あっ、今、何か期待していませんでしたか(笑)
これらは、ほんの一部ですが、人の名字も、ホント、奥が深いですねぇ…。
【今回の執筆担当者】
こにしいちろう/さすらいのソプラノサックスプレイヤー&孤高のはり絵作家。
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