2月ポレポレ俳句部発表 春よこい
今年の立春は124年ぶりだかで2月3日でしたね。
ようやく、長い、長〜い冬が終わろうとしています(個人の感想です)。
今回のお題
2月の詠題は
「立春」「春浅し」「春寒」
でした。
立春は春が始まる日です。
よく聞く「暦の上では今日から春です」ってやつですね。
やっぱり2月はまだまだ寒いです。それでもちゃんと梅は咲くし、ときどき勘違いするくらい暖かい日があったりして、春への期待が日々膨らみます。
吟行に行きたーい!
講師の薬夏さんから、「吟行」についてお話を伺いました。
吟行(ぎんこう)とは、句作のために旅や名所に出かけることです。
吟行は一人でもいいですが、みんなで行けば句会ができて楽しい。
そして複数人で行くと類想句が並ぶことも少なくないため、物の見方を変えることも学べるとのこと。
名所だからとそこの名物にこだわりすぎてもつまらない。
その場所で、自分なりの視点でみつけた出会いを詠むとよい。
などと教えていただきました。
そして吟行は、旅だけに限らず、散歩や映画鑑賞でもできるとのこと。
講師の薬夏さんも、主催されている句会で映画部吟行をされています。
コロナ禍のなか、吟行もリモートなのですね。
ポレポレ俳句部もここしばらくオンライン併用で開催していますが、久しくお会いできていない方もいます。
ずっと社会全体がひきこもっていて、なんだか随分前から長い冬が続いているような感触でした。
早く春になって、解放されて、自由になりたい。
そうなったら俳句部で吟行したいですね、とみんなで話しました。
春が訪れるまで
今は遠くないはず
春よ来い
春よ来い
春よ来い
2月の作品
題詠「立春」「春浅し」「春寒」
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春寒やアウシュヴィッツの資料棚(紙の舟)
立ち座りまた立つ春や君を待つ(萵苣)
君を待つ隣の大木桜かな(ぎーむー)
仏前の包みを破り春の雪(のん)
立春の開けタンポポオムライス(松竹梅)
春立ちぬ靴ひもしめて風うけて(陽菜)
春寒し五輪急かすも五里霧中(伸)
春浅しまだ白き瀬に花つぼむ(藤風)
寝たきりの耳元に鶯の幻(霧鳴)
3月のお題
「卒業」(傍題どれでも可)
または当季雑詠
でお願いします。
次回の俳句部は3月13日(土)です。
ネフネの「ポレポレ俳句部」は毎月第2土曜日、13:30〜15:30に開催しています。(現在は感染症対策のため30分短縮しています)
講師は俳人の松本薬夏さん(https://twitter.com/you721)。
開催場所:NEFNE(大阪府寝屋川市八坂町13-11)
状況によりオンラインを併用しています。
参加希望のかたはメール(info@nefne.website)またはSNSでご連絡いただけると嬉しいです。
俳句初心者歓迎です!
のは〜る:NEFNEスタッフ。俳句はまったくの初心者でございます。玄関の掃除すると、いつぞやかの大豆が出てきますよね。