ひだまり日和 #1

◆NEFNEに関わる人たちによる自由連載《汽水域の人々》
雑貨屋＆フリースペースのお店「NEFNE」で交わるひとびと。多様な執筆陣がリカバリーストーリーをはじめ、エッセイ、コラム、小説など好きなように書いています。

「周りと違う」って、自覚し始めたのは

もうずっと昔、幼い頃で

勉強も、運動も、友達作りも

何一つ、上手くいかなくて

授業で当てられる緊張感

体育で、できない私を嘲笑う同級生

怒鳴る先生達への恐怖心

いじめられたり、不良グループや

先生達にまで囲まれて責められたなんて事も

たくさんあったんだ

SOSは届かずに

「気にしなければいい」なんて

無責任な言葉で片付けられて

何度も大人達を恨んだ

何処にも属せない劣等感

「当たり前ができない事」

責められた事、何度もあった

14歳の頃に、私の心が遂に壊れてしまって

自傷行為をするまで

誰もわかってくれなかった

やっとの思いで、発達障害専門の小児科へ

そこでようやく、初めて

自閉症スペクトラムと

社会不安障害と診断された

その瞬間、納得感と共に

ほんの少し救われた

けれど、病名がなかった14年間の間に

既に私の心はボロボロで

お薬でも、カウンセリングでも

簡単には治らなくて

何度も解離を起こしたり

自傷行為を繰り返したり

何度も自分で自分を殴ったり

「できない事が多い自分」を責めては

泣き叫ぶ日もたくさんあった

でも、でもね

そんな辛い過去があっても

私まだ、今も生きてる

まだまだ、書ききれない程の

辛い事、山ほどあったけど

私まだ、息をしてる

まだ、命が脈をうつ

今、もしも、幼い頃の私が目の前に居たら

そっと抱きしめてあげたいんだ

「頑張ってくれてありがとう」と

大人になった今も、過去の傷は癒えてないけど

それでも、毎日を生きるよ

過去の私の努力が

報われますように

たくさん頑張ってきたって事

自分なりに一生懸命生きてきた事

やっと認められるようになったんだ

本当に最近の話だけれど

実は結構、負けず嫌いだから

悔しい思いたくさんしてきたから

心の傷も、今までの悔しさも

強さに変えて、何時かの未来で

今よりも、もっと、もっと、笑うよ

キラキラした世界を

もっと、もっと、見たいから

だから、まだ頑張るよ

心の芽を、育てて

この心に、綺麗な花を咲かせよう

未来の私が、幸せになりますように

【今回の執筆担当者】
こなたなこ／自閉症スペクトラム、社会不安障害、HSP等の病気と日々向き合い、幸せ探ししながら毎日頑張ってます！よろしくお願いいたします！