カエルとわたし① 『トノサマガエルとわたし』
オンラインショップ『小さな蛙店』に寄せて
カエルコラム①
『トノサマガエルとわたし』
子どもの頃、田舎暮らしのおばあちゃんちに行くと庭にトノサマガエルが住んでいて何匹捕まえられるか?が滞在中の日課になっていました。他の種類のカエルもいたのですがガマガエルは見た目もどよんとしていて毒あるし。アマガエルは小さくで捕獲欲が満たされなかったから。私のターゲットはいつもトノサマガエルでした。
大人になって知ったことですがトノサマガエルは環境指標生物らしいです。
トノサマガエルが暮らせる場所は農薬などが撒かれていない。といった環境の指標になるそうです。
どこにいるか?見つかりましたか
なわばりを持ち、定住タイプのトノサマガエルは農薬が撒かれても移動しない為、生きていけなくなってしまうそうです。
その点、アマガエルは移動するので環境がよくなければ、そこそこ移動して生きられます。しっかりものです。
食べ過ぎて動けそうもないアマガエルもいるようですが、、。
トノサマガエルを見つけられる場所は同じく環境指標生物の蛍がいる確率が高い場所です。蛍が見たい時は昼間にトノサマガエルがいるか?チェックするといいかも。
虫が苦手でも蛍はちょっといいな、と思う方はわりといるのでは?と思います。
(蛍もダメな方はかなり虫が苦手という虫苦手指標にもなる生物かもしれません)
最近めっきりと減ってしまったトノサマガエル。トノサマガエルが暮らせる環境は
人間の身体にもやさしい環境です。そんな場所が増えるといいなと願っています。
NEFNE 西浦由乃
西浦由乃(にしうら ゆの)
NEFNE スタッフ。立体イラストレーターです。生き物好きで今回、蛙係してます。
あなたの身の回りをカエルの縄張りにしてあげてください。
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