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6月23日 将棋対局反省
6月23日の対局反省です
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1戦目 力戦
こちら先手番です。棋譜はこちら
戦型は力戦
![](https://assets.st-note.com/img/1687530428401-jRhcTiKrR1.png)
今回はV王将戦 vs桜雪しずく戦
今回の対戦相手は右四間使いで、棋譜も過去のサンプルがほぼない為、研究不可でした
こちら先手▲26歩△34歩▲76歩の進行では無理やり右四間はほぼ不可とみて、力戦になることは想定済でした
その上で、研究が意味ないから何の準備もせずに挑んだ、ここで力戦に対して対応が出来るのであれば、ねっふぃの実力はある程度向上しているのが分かる為、ある種のステータス可視化の物差しとして臨みました。
では本譜
一手損の進行からの△33角が指された。これが全く知らない手で定跡からは外れた力戦への入り口
ここでねっふぃがこの将棋に対してバランスを取る&方針作りをする上で決めていたことがある
力戦の戦い方は苦手とするところだが、このルールと作ってそれに沿って指そうとしていました
今回の前提
・一手損角換わりであること
一手損角換わりのルールが適用できるのではないか?という話
・△85歩に▲78金が対応する
・一手損には基本的に早繰り銀
・▲68玉、▲79玉の使い分け
この前提を適用するなら今回の力戦はこう指せばいいと仮説を立てられる
・△85歩指されるまでは▲78金は保留するべし
・早繰り銀を組むべし
・玉の居場所に気を付けるべし
本譜進行で△33角打をされてからおそらく4分~5分手を止めて考えていたのは一手損のルール確認とこの仮説を脳内で立てて整理していた為
![](https://assets.st-note.com/img/1687533633474-xN3eBDJUQo.png)
この▲56角が疑問手で、+600を+450まで評価値を落としていた
ここは急がずとも▲68玉や▲37桂、▲24歩で充分優勢でした
反省点
![](https://assets.st-note.com/img/1687533929899-DlVUfMbHHf.png)
これも疑問中の疑問
歩を取るならば▲34歩を取るべきであった。攻める場所の歩を取る判断が出来ていない
早繰り銀という戦型自体の経験不足が祟った結果だと思う
![](https://assets.st-note.com/img/1687534246673-sw1aMJzt93.png)
▲56角打の疑問はあれど、早繰り銀理想形を組めているのでこの駒組は悪い通りは無し
ここの感覚で指せていたのは成長の証。力戦に対しての力が付いている
![](https://assets.st-note.com/img/1687534347601-Bz5EU9ZOz1.png)
ここで△85歩には▲78金で対応というルール適用
最初に制定した一手損ルールに基づいて指した手なので、これの良し悪しの判断、例えば△85歩の時点で▲35歩が最善とソフトは言っているが、この仮定ルールの通りに指せている以上、方向性という意味では100点でしかないのである。
今回の力戦の制し方としては大満足
![](https://assets.st-note.com/img/1687535860772-r9KSlbJG4y.png)
これがどうかで、▲34歩指して拠点作っとけばかなり分かりやすい寄せに入れていた
この2択を間違えたのが反省点ではあるものの、このプレイ自体は早繰り銀という戦法の経験値不足に起因するものなのでそこまで深く悔しがる必要はない
対局数が解決するもんだと思います。
これ以降は棋譜のチェックをお願いします。
最後頓死で死にました
ここの最終版の頓死前後のプレイに関しては、終盤勉強の領域であり終盤勉強を毎日している為、反省したところですぐ解決はしないので気を付けよう位の認識に留める
ここの反省に対する理からの入れ方を間違えると相当効率が悪いものになるので、大事
なんでも反省すればいいわけではない
まとめ
・力戦に対して知識をフル活用して仮説を立て、その方針に沿って指せた将棋であるので負けはしたもの大満足100点です
・今回の反省の大半は経験によるもので解決する問題が多い為、反省のやり方を見間違えないようにすることが大事