忘れられない夏になった話

どーもっ!佐々木労働基準法です!
変な名前!

8月23日?????
もう後1週間で夏休み終わっちゃうやん?????
自分が中高生の時はこの時期から宿題に追われて焦っていましたね…。
てなわけで8月ももう後半です。しかしクソ暑い日々は終わりそうにありませんね。まぁ夏大好きなんで終わらなくていいんですけども!!
小麦色の肌がコーヒー色になるくらいには焼けましたよ。

ところで、夏といえば皆さん何を想像しますか?
スイカ、花火、平和学習、甲子園、などなど人によって色々想像するものがあるんじゃないかと思います。
私は中学生に陸上競技を教えているのですが(前の記事参照)、そうです。中学生の近畿大会と全国大会があったのです。8月の最初に近畿大会が、半ばに全国大会がありました。部活をやっていた人ならインターハイとかがあったのもこの時期だったと思います。

教え子が二人、3年生の男の子と女の子が一人ずつ近畿大会と全国大会に出場しました。
7月後半にあった県大会では二人とも悔しい思いをしたので、近畿、全国で必ず取り返そうという話をしていました。
結論から言うと(さすがに種目は伏せますが)、二人とも近畿大会ではかなりいい結果を残してくれました。申し込み記録の順位より大幅に順位を上げ、県大会の悔しさをしっかり晴らしてくれました。
この調子で全国も…!と思ったのですが、全国の壁はやはり高かった。二人ともA決勝(予選1〜8番のタイムだった選手が進める決勝)には惜しいラインで残ることができませんでした。しかし、二人ともTR(予選9〜16番のタイムだった選手が進める決勝)に残ることはでき、2本走れたのは良かったけど悔しいなぁみたいな話をしていました。

でも二人とも頑張った。本当感動したよ。
走ったのは君たちなのに、走り終わった後には「ありがとうございます」って爽やかな顔で言ってくれるんだ。私は君たちが頑張るためのアドバイスをしたに過ぎないのに。
君たちのタイムと結果に私の指導が少しでも役に立っててくれたなら嬉しいな。

この二人が飛び抜けて伸びて近畿全国へ進みましたが、もちろん3年生はその二人だけではありません。
地区で終わってしまった子、県で敗退した子もいました。
それぞれのレースが終わった後、一人一人私のところにきて言葉をくれるんですよ。「コーチ、ありがとうございました。」って。
敗退した子は引退という形で中学陸上に一区切りをつけるわけですが、私は引退という言葉を使いたくはないんですよね。ここで陸上をやめるなら引退でいいのかもしれないけれど、ほとんど全員が高校でも陸上をしたいということで、それなら引退じゃなくて、また新たなスタートに向けての準備と思うのがいいんじゃないかなぁと。そうやって人生のステージって移り変わっていくと思うんですよね。
子供達には、
「引退じゃなくて一区切りでいいじゃない。中学陸上はここで一区切りかもしれないけれど、君たちの陸上はまだ始まったばかりだよ。」
という言葉をかけておきました。ここでまた顔が変わったのが彼らの強いところだなぁ〜と思います。

イライラすることも、怒ることもあったけれど、この子達と真剣に向き合ってきて良かったなぁって心から感じました。指導者冥利に尽きる。

いやぁ〜彼らの成長に一つでも貢献できたなら嬉しいなぁ〜。やっぱ顔変わった子多いとは感じるんよなぁ〜。
彼らがどんな高校生、大学生、そして大人になっていくんだろうか。たった2年しか一緒にいなかったけれど、そこまで気になって仕方がない。
大人になったら酒飲みながら思い出話したいね。

まだまだ夏は終わらないけれど、彼らにとっては忘れられない夏になったんじゃないかな。
私にとっても忘れられない夏になったよ。

子供達、ありがとう。
コーチも君たちの姿見て色々頑張るね。


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