サマセ2024
お薦め品。
Gungrave G.O.R.E
(3589円→574円)
(-84%)
四度に渡る大改修でクソゲーの谷底から這い上がり、銃撃メインの無双ゲーとして生まれ変わった。無数のモブを撃ち続ける忙しなさと、耐性持ちモブの程好い面倒臭さでダレが来ないプレイが魅力。
のっしのっしと歩きながら撃ちまくる戦闘。ロクに回避もせず真正面から敵を殲滅する主人公は、キビキビ動く本家無双では味わえない全能感がある。後半は戦術判断を迫る状況も増えて行き、最後まで爽快感を枯らさないプレイ感も備えている。
アプデにより理不尽な難しさが一掃され、この値段に照らせば破格と言って良い無双体験が出来るだろう。クソゲー認定されていたゲームがアプデで生まれ変わる様は、オンラインでゲームをアップデートできる時代の本来の在り方という感じがして感慨深い。
Solar Ash
(5150円→2060円)
(-60%)
超高速ワンダと巨象。巨大ボスの体上を滑走し、擦違様に弱点を斬り裂いていくゲーム。ワンダはボスの体をクライミングして弱点まで辿り着くゲームだったが、よりスピーディでスタイリッシュな戦闘に改変されている。
ボスをジリジリと追い詰るワンダとは真逆の、精密プラットフォーマーによるスピーディな戦闘が特徴。滑走、多段ジャンプ、ワイヤーフックを駆使して高速移動し、攻撃と移動の瞬間的な判断を下し続ける。
跳んで落ちるまでの刹那に、飛び移るべき足場や攻撃するべき箇所を見つけ出し、瞬時に判断して実行する。未経験のサーキットをアクセル全開で走る様な、集中力を短時間で燃やし尽くすプレイ感が魅力。
ワンダに比べて探索パートが拡張されており、強化素材やジャーナルが見つかる。ストーリーも(ワンダの様な)破滅の果てに再生を感じる物語で、虚しくも清涼な読後感がある。良質なプラットフォーマーが好きなら是非に。
Shadow Blade: Reload
(1010円→151円)
(-85%)
初心者向けの2Dのプラットフォーマー。頻繁なチェックポイントと即時復活により、手応えとカジュアルさの両立を図ったタイプ。気軽に飛び跳ねて気楽に死に、ミスしてもストレスを感じずにチャンレンジし続けられる。
プレイヤスキル成長に寄り添ったレベルデザインが特長。低難易度から順にクリアする事を想定してマップが設計されており、最高難易度クリアまで無理の無いステップアップが続く造りになっている。
横スクだが、プレイ感はGhostrunnerやNeon Whiteに近い。難所ひとつ毎にチェックポイントが挟まるため、1ミスで遥か前に叩き戻されて萎えるという事が無く、一歩一歩気負わずに進められる。安価で買い、手軽に遊び、そのままやり込みレベルまで浸かっていられる良作。
GRIS
(1700円→340円)
(-80%)
メンヘラ女がワザとらしい心象風景を見せつけてくるゲーム。雰囲気ゲーとしてはしっかり目にアクションしているのに加え、派手な演出とキャッチーなBGMにより感動ポイントを判り易く表現する事を重視している。
荒涼とした砂地、人気の無い遺跡、昏い水底など、「わたし落ち込んでますよ」と言いたげなマップを行き、嵐に捲かれたり、敵に追われたり、崖から落ちたりする。酷い目にアクションゲームの枠組みで遭遇する事で、プレイヤはヒロインの苦しみに自分事として接せられる様になっていく。
雰囲気ゲーが判り易さを重視する事を、美学的に許せないゲーマーも多いだろう。だが、ともすれば白けてしまう精神描写にアクション性とエンタメ性を纏わせる事でプレイヤーを引き留めている。表現の安易な押し付けで無い、真に『感動ポルノ』足りえるために必要な技術を詰め込んだ逸品。ボリューム(3時間程度)に対して割高な事だけがネックなので、セールの際に。
ミオと灼熱の夏
(700円→630円)
(-10%)
ザ・インディーズゲームという感じの小粒FPS。本編クリア＋やり込み要素まで含めて2時間強で完了する。あらゆる要素がツボを外さない範囲で簡略化されており、その分安価。
簡素なグラ、最低限のBGM、少ないボリューム、有機的な広がりが一切無い一本道マップ。だが、動いて、避けて、狙って、撃つというBoomer Shooterの基本的な楽しさが抽出されている。前作よりも角が取れて遊び易くなっており、多少割高でも此方からやる方が良い。
駄菓子ゲーに期待するのはゲームのエッセンスに一分で到達できる事と、体験が瑞々しい内にやり遂げられる事だという理解の上で、手を抜く事を取捨選択している。やる気が出ない時、こういうゲームをやるとスイッチが入るのでお薦め。
Kanon
(3200円)
(定価)
DOOMとKanonは移植される事に意味がある。