『神々の復讐 人喰いヒグマたちの北海道開拓史』中山茂大
2023年、25冊目⠉̮⃝
Twitterで興味深い本を見つけました。
ヒグマの生態に興味があるので定期的にヒグマ、特にエゾヒグマに関する書籍を読んでます。
この本は北海道が開拓されていく過程でヒグマの生息域がどう変化していったかということと食害事件を関連づけて書かれているノンフィクションです。生態に関するものやなぜ食害事件が起きたかを考察しているものが好きなので求めているものとは違いましたが、なかなかおもしろい考察もあって興味深く読みました。ただ、新聞記事の引用が多く読みにくい部分も多かったです。
私は素人ですし、熊が生息しない地域に住んでいるので身近に恐怖を感じることもありませんが、人間の食べ物を口にしてしまったり家畜や人を襲った個体はやっぱり射殺もやむなしという考えを持っています。人間を襲う熊が悪いわけではないのはよくよくわかっていていの考えです。もちろん共存の努力は必要です。日本はそのあたりの努力は足りないと思うので、余計な人たちの言葉に惑わされず生息地域に生きる人たちの安全を一番に考えてうまく共存できるようにしていくことができればいいなと思っています。