アテにならないマネージメント論
ボクは、マネージメントがきらいだ。ほんとに。めっちゃきらい。
だって、なんか偉そうだし、ああいうものは、頭の賢い人がやるもんだし、そもそもめんどくさいし、、。
ある程度人の人生に関わったりするもんだから、責任感もでてくるんで、人生が重くなって仕方がない、、
ただ今度、マネージメント的な話を人の前でする事になったんで、イヤイヤとはいってられず、ちょっと自分なりに考えを整理して、マネージメントをする上でボクが大切にしてる事をまとめてみようと思う。
あくまでも、ボク個人の独特の考え方なんで、きっと参考にはならないと思うので、先にゆっときます。
❶声を大きく
ボクはずっと、自分をマネージャーに選んでもらった1番の理由はコレだと思ってる。
声が大きいと実力がなくっても目立つし、リーダーっぽく見えたりする。あと、元気に明るくみえる。
明るく見えるって以外と大事。
暗いよりは明るい方がいいし、ムスッとしてるよりは笑ってる方がいい。
❷ちゃんとツッコム
いわゆるお笑いのツッコミのこと。
昔テレビで芸人さんが、ツッコミは愛情だっていってたんだけど、まさにそうだとおもう。
べつに相手がボケてなくても、会話の端々にそういう部分があったら、スルーせずにツッコミをいれてあげる。
そうすると、少し笑いが起きて、暗い重い話も少しは軽くなる。笑いが起こる空気を大切にする。
❸役を演じる
会社も部や課もひとつのファミリーだと思ってる。わかりやすく言うと、ゴッドファーザーのコルレオーネ・ファミリーみたいな。
その中で自分は、親父なのかオカンなのか、兄貴なのか、近所の気のいいオネェなのかetc...己のキャラクターに1番近いものをチョイスして、その役になりきってみる。
例えばボクなら、世話焼きで、口うるさいオカンなんだが、事あるごとにオカン口調で話かける。(ポイントは恥ずかしがってはダメ。やり切ること)
そうする事で、いわゆる会社特有の上下関係みたいな面倒くさいものが、少しだけ柔らかくなるし、なんとなく話かけやすい空気もつくれたりする。
❹できない、嫌だ、しんどいという
マネージャーつっても、人間だし。
嫌なものは、嫌だし、辛い事やしんどい事だってある。
マネージャーたるもの、そういうネガティブな感情を押し殺して、ニコニコしてろなんて大人びた理論は大嫌いだ。
しんどいもんは、しんどいし、嫌なものは、嫌だ。そんなの溜め込んでると、気持ちが病んでくる。ロボットじゃない。
なんで、みんなの前でも、ふつうに弱音をはく。愚痴もいう。人の悪口もw。
そうやって、弱味をあえて言うことで、相手も言いやすくなるんやないかなと思ってる。
何よりも、ネガティブな言いにくい事(心配事とかね)をちゃんと言い合える関係性が大事だと思う。
❺アホになる
ボクは数字が苦手で、計算ができない。
同年代の人に比べたらアホだとおもう。
これはボクみたいな、リアルなアホの話ではなく、しょーもないプライドは捨てようぜ!ってはなし。
マネージャーつっても、人より多少歳上ってだけで、対して偉くない。だけど、会社って組織で役職についちゃうと、なんとなく偉くなってるのでは??って魔法にかかるようにおもう。
その魔法にかからない為の対策ってことで。
知らないものは、知らないっていう。ちゃんとミスったら謝る。あと、ありがとうってお礼もいう。偉そうにしない、ちゃんとアホってこと(知らないってこと)を認識しましょってはなし。
❻しょうもない上下関係はなくす
デザイン組織って、多少の年齢的な上下関係はあれど、基本フラットの方がいいと思ってて。
というのも、最低限の礼儀は必要だけど、基本的には、芸事の世界だから、技能の優劣がベースにあるのかなと思ってる。
ただこの業界、不思議な事に文化系ではあるものの、体育会系的なところもあるんで、しめるところはしめる。
いわゆる、兄さん、姉さんの関係性は大事だとおもう。
そんな人間的な関係性をベースに、できるだけフラットにしておくことで、相談しやすい環境になって、技術の継承もしやすくなるとおもう。
上司に相談するより、兄さん、姉さんに相談する方が、きっとしやすいでしょ?暖かみもあるしね。
❼私とかいわない
なんか会社にはいると、自分のことを「私」って言うやないですか、あれなんかきらい。
人と人の間に、壁をつくってるとしか思えない。
なんというか、すごく冷たい感じるし、事務的に思うので、めっちゃ印象わるく感じる。
まぁ場所や場面によっては使うこともあるけど、基本的には、ボクか俺か、自分。