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知能指数について考える

知能ってなんだろう

映画、「オッペンハイマー」を見た時に主人公のロバートがあまりにすごい天才として描かれていたので、映画をみたあとに彼の知能指数はどれくらいだったんだろうと「オッペンハイマー」「知能指数」というキーワードで検索してみたことがあります。

すると、「人間の知能がどういうものなのかわからないのに、知能を図るのは無意味だ」といようなことを、ロバート・オッペンハイマーの弟でやっぱり物理学者だったフランク・オッペンハイマーが言っていたという話がでてきて、妙に納得しました。

知能指数で測れない能力

IQが高い子供にどうやって問題を解いているのかきいたら、「テストの答えは女神さま教えてくれるの」といっていたという話もきいたときにはそれは別の能力だろうとツッコミをいれたくなりました。

エンパスをつかったり、テスト中にまわりの人の頭の中で考えていることをのぞきこんで回答したり、テスト中宇宙図書館にアクセスしてしらべものしたりしてる人もいたりするのかもしれませんね。

知能指数とはあくまで学校の勉強に向いているかどうかという判断につかうものであって、いまの学校の勉強の方法に向いているかどうかを判断するものでしかないと思います。

認知特性

人間の認知特性には、視覚優位型、言語優位型、聴覚優位型、体感覚優位型があって、細かくわけると7タイプ(あるいはもっと)という考えがあるそうです。

認知特性のことを知ったのは通りで自分は学校の勉強が苦手だったんだ、と妙に納得しました。

↑この本を読んで頭の良さテストをやってみました。

私の場合は空間や時間軸を使い三次元で考える「三次元映像型」が突出して高くなってました。

次に写真や絵など二次元で考える映像型の「カメラアイタイプ」と、音色や音階など音楽的イメージを脳に入力するのが得意な「聴覚&音タイプ」も平均を超えていることがわかりました。

日本の学歴社会で有利なのは言語抽象型?

反面、わたしは言語抽象型の点数が5点と人並を大きく外れて低いことがわかりました。

私は、先生の話をきいて、ノートにまとめたりするのは子供の頃から苦手でした。小学校の勉強では「国語」が圧倒的に成績が悪くて苦手でした。

書かないと先生に怒られるので一応ノートは書くのですが、あとから読みなそうにも何を書いているのか自分の文字が読み取れません。

東大生はノートがきれいという話がありましたが、日本の学歴社会ではもっとも有利なタイプなのではないでしょうか。学校の先生もこのタイプが多いみたいです。

自分で好きに勉強するのは得意

子供の頃、体がよわくて学校を休みがちだったので、翌日から学校にいく日には休んでいたところを自分で勉強してみたのですが、先生のお話をきいていてもなにがなんだかさっぱりわからないことも、自分で勉強すればものの5分でわかりました。

受験勉強も勝手に自分で勉強していました。なぜか高校生になると国語が一番得意になり、私立大学の国語の入試問題ならどの大学の問題も難なくとけて、「国語」の問題がとてもむずかしいといわれている大学に入学したのでした。

私はよくわからない話をずーっと話をきかされていると、脳のスイッチが切れて、寝てしまいます。講演会や授業ではすぐに眠りに落ちますが、1vs1で話しをきいていても眠ってしまうことがあります。

学校の先生は言語優位なタイプが多いようで、道理で私にはあわないタイプが多いんだな、と思います。

音痴だけど言語の「耳」はいいみたい

ものすごく音痴なのですが、外国語や方言の発音や音色のききわけは得意で、発音からある程度の出身地をあてたりもします。例えば、ある人の出身地を「香川県」と一発であててびっくりされたこともありました。

外国語は得意ですが、きいたり話したりしておぼえますが、文法はなんとなく身につくだろうと思って、わからないときに辞書的に参照するくらいです。

発音は得意なので、挨拶程度しか知らない言語でも、ネイティブの人にこの人はペラペラしゃべれるに違いないと勘違いされることもよくあります。

本を読んで言葉を探す

小説を書いているのものの、なかなか自然には言葉がでてきません。

自分の頭の中では立体として存在しているものを、言語に変換するには、日々読書をして言葉をインプットしていく必要があります。

言い換えれば本を読みながら自分が表現したいものにちかい言葉を探している感じです。

特性にあわせて好きに学んだらいいじゃない

世の中いろんな特性の人がいるので、教育者や保護者は子供たちの特性を見極めてそれぞれの人が勉強しやすいように勉強できる選択肢があったらいいとおもいます。

いままで私が日本人で「あたまがよい」と個人的に思った人は、中学生くらいでドロップアウトして高校にいかない人が多かったです。いまの日本の学校の仕組みではあわないんだと思います。

インド人、アメリカ人、韓国人、ギリシャ人など他の国の人だと賢いなぁと思える人に会ったことがありますが、きいてみるとみなさん自由に自分の個性を伸ばしてきたみたいでした。