K-popの凄いところ〜海外でなぜ熱狂?〜
私が一日一回見たくなるダンス動画は、Brian Friedmanさん振り付けの、「Feel It Still (Portugal. The Man) feat The outlaws」です。
見てるとなんだかワクワクしちゃう、そんな素敵なダンスです。
このBrian Friedmanさん、ダンサーとしてだけでなく、振付師、審査員、クリエイティブディレクターなど幅広く活躍されていて、マイケルジャクソン、ブリトニースピアーズをはじめとした名だたるアーティストのショーやPV、また「The X Factor」(超有名オーデション番組 英国、米国版共に)にも関わられている、ここでは語りつくせない凄い人なんです!
(ちなみに、この動画では1組目のダンサーが踊ってる途中で入ってこられる方です。センターのKeycee Riceさんとペアで踊ってる…!)
Brian Friedmanさん、K-popアーティストの振り付けもされてます!
例えば、ItzyのIcyの振り付けがあります。
itzy のPV
Brian Friedman
あと、最近、BTSのPermission to Danceも踊ってました!キレがすごい!笑顔が素敵!
去年のBTSのdynamiteで世界的にk-popが流行ってましたが、butterといい、なんかもう定着してきてる感じがします。
なんでなんだろう?
ちょっと推理してみます。
理由1 英語の歌詞!
BTSの最近の曲って英語で全部歌ってるのが多い!
だから英語圏の人に歌の意味が伝わりやすい=感情移入して曲を聴けるというのがポイントかなと思いました。
日本語母語話者の私たちでも洋楽を聴く時、好きな曲は歌詞検索&翻訳すると思うので、歌の意味は大事な要素。
ダンスを踊る時も、歌詞の意味を考えながら振り付けを作ります。
英語、つまりアメリカとか世界中のダンサーが歌詞を考えながら振り付けが作りやすくなるので、クオリティが高い振り付けが世界中から集められるようになり、競争力も高まっていったのかなと思います。
それをみてかっこいいと思った人がどんどん拡散→また増える→競争力アップでもっと質が良くなるという質・量の好循環が生まれたのではないでしょうか。
理由2 聴かせたい相手に合わせて曲を作って発信!
10年か20年ぐらい前は日本が韓国ブームということで、東方神起とか、少女時代など流行りましたね!
そういえば、日本のMステで彼ら、彼女たちが歌うとき、日本語バージョンだったことを覚えていますか?
むしろ、私が当時リアルタイムで曲を聞いていた時は韓国語バージョンあるんだ!と、今考えると変な驚きがありました。笑
今は世界に向けて売り出そうとしている、ならば英語で歌おう!という柔軟性と、それに対応できる技術があるという順応性。
つまり、聴かせたい相手に合わせて曲を作ってそれをカッコよく歌って多くの人の心に響かせる、このマーケティング戦略。
日本やアメリカなどから吸収したインプットと、適切なマーケティング方法とその戦略を実現できる技術があることのアウトプットを兼ね備えてる韓国の音楽業界は強すぎる!
理由3 「みんな違ってみんないい」
多様性ってブームって言葉が適切か分からないですけど、とにかくみんな意識が高まってる気がします。
金子みすゞさんの「みんな違ってみんないい」って考えが当たり前になってる。
でも音楽って多様性がちょっと少なかった気がする。
個人的に、白人とかって表現は好きではないけど、ホワイトな音楽はかっこいいからカフェのBGMとかダンス向き、日本語のはスーパーのBGM?みたいな暗黙の了解ってあった気がしました。
k-popが世界的に流行ったことで、英語ネイティブではない人が英語でかっこいいダンスチューンを歌うとか、街で流れる音楽がもっと多様になって、その流れにのってきてるのかな、と思いました。
もっと多様になってくれれば、外国の人と好きな音楽について話したときに、日本語の歌だと認知度低くて会話盛り下がるから洋楽にしよ、みたいな選択肢の狭さ、本当に好きなものを共有しにくい感じが無くなってくれるかなと密かに願ってます。
まとめ
理由1 英語の歌詞で意味が分かる、音楽がもっと楽しめる人が増えた。
理由2 英語の曲でも完璧に応えられる技術力と、その売り込みのうまさ。
理由3 音楽にも多様性の波が来た。
みんな音にのって楽しく踊れば平和になる!と信じてます。
そんな日が来ればいいなぁ…
〆〆〆篤姫
k-popが気になった&スキな人へ!良ければ読んでみてください(^^)