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ワインとチーズのはなし(ソムリエ試験の時に見ていた本たち)

今日はワインとチーズの本のごしょうかい。
ワインに関する仕事をしており、2年ほど前にソムリエ資格を取得しました。
自分がやっていたソムリエ試験対策含め、お話ししてきます!参考になれば幸いです。

暗記地獄の一次試験

ソムリエ(ワインエキスパート)の試験って、本当に大変ですよね…!
私は1年目筆記で落ちてしまい、必死に勉強して2年目で無事合格しました。受けられてる方はわかると思うのですが、とにかくボリュームがすごすぎて、暗記が苦手な私としては一次試験(筆記試験)が一番辛かったです(泣)

私は1年目落ちた時に、基礎知識がない中で暗記をしようとしていることに無理があるな、と思ったので、まずは土台を作るためにWSETのLevel2を受講して基礎知識を固めることにしました。そこで気候や土壌がぶどうに与える影響を学んだり、各ぶどう品種の特徴を理解することで、徐々に地盤が固まってきました。
WSETは授業のたびに5〜6種類のテイスティングがあるのですが、それがとても楽しかった!一つ一つの品種の特徴や、先生がこのワインに対してどういった香りを感じているのかなど、その場で実体験として確認できるのがとても勉強になりました。

WSETのLevel2に合格してからは、いよいよソムリエ試験に向けて本腰を入れて勉強を再開。筆記対策は、とにかく問題を解くこと、複雑な部分は自分で地図やノートにまとめて、時間があればそれを確認していました。とにかく暇があれば繰り返しやる!!これに尽きますね。
4択の選択肢の正解だけでなく、間違っている選択肢についても、なぜ間違っているのか、こういう問題が出た場合はこの選択肢が正解になるな、と1問をじっくり味わうことを意識していました。

楽しい!でも歯磨きが辛いテイスティング

ワインに直接触れられるテイスティング対策はやっぱり楽しい!
私はスクールに何回か通って勉強しました。家でももちろんできるのですが、実際のテイスティングシートを使って、マークをするときの流れや考え方をプロから教えてもらうのはとても実践的で勉強になります。都内だとテイスティングだけの対策講座も結構あるので、1回行ってみるだけでも勉強になると思います!(私はレコール・デュヴァンさんにお世話になりました)
先生によってはすぐに満席になってしまうので、一次試験に合格したらすぐ予約を取るのがおすすめです。
家では、ネットで売ってるハーフボトルのティスティングセットを購入して、なるべく毎日ワインを口に含むようにしていました。(一本を一度には飲みきれないので、小瓶に移し替えて保存)
テイスティングの勉強は楽しいのですが、毎日ワインを口に入れていると、歯磨きが辛くて辛くて… 酸の力ってすごいなぁ、と思いながら、やわらかめの歯ブラシで知覚過敏に耐えていました(笑)

テイスティングをやっていたときに、参考になったのがこちらの本。

ワインの何を見て品種と熟度を判断するのか、ソムリエの人たちはどのような思考回路でワインを感じているのか、そういったことが丁寧にイラストや写真を交えながら説明されていて分かりやすいです。
特にテイスティングチャートは、実際にワインを見ながらチャートの質問に答えてくいくことで、最終的にぶどう品種を予想することができるので、思考回路が鍛えられます!二次試験対策にピッタリ。
巻末には、各ぶどう品種×各産地のワインの説明が写真付きで載っており、自分が飲んでるワインを当てはめながら勉強できるのも嬉しいところ。

あと、二次試験で忘れてはならないのは論述。論述対策も基本は過去問。過去の問題や自分でこんなの出そう?という問題を想定して、回答を書いてみる練習をしてました。ティスティングしたワインに関する問題は必ず出ると聞いていたので、言葉にできるように意識してました。
論述にはチーズの問題が出ることもありますよね。私はこちらの本を参考にしていました。

試験対策というより、単純にチーズが好きだったのでもっとチーズのことを知りたいと思って購入したのですが、各チーズの特徴や歴史、おすすめのペアリングワインや調理方法が写真付きで載っていて、読むのがとても楽しいです。読みながら勉強になるので、チーズをつまみながら勉強の気分転換にぜひ♪
ちなみに私の年は論述で「ケソ・マンチェゴ」について書け、という問題が出て、私は何のことかさっぱり分からず空欄で提出しましたが、無事合格しました(笑)(他の2問は書けるだけ書きましたよ!)

ドキドキ三次試験

三次試験のサービスもスクールに通って対策をしました。必要な備品が多く、家で練習するのはなかなか難しいのですが、似てるものを集めて家でも繰り返し動きの練習をしました。(パニエはティッシュボックス、デキャンタは大きいペットボトルや花瓶など…)
コルクを開ける練習は未開封のボトルがないとできないので回数をこなすのは難しいのですが、一度開けたコルクを逆さまで戻して、ボロボロにならないようにしながら再度開けるのをやってましたね。
本番はなんとか大きなトラブルもなく、終了。終わった時の開放感はすごい〜〜!
試験官の前は緊張しますが、失敗しても「失礼いたしました」と言えば大丈夫(なはず)なので、あまり気負いしすぎず!周りもみんな緊張しているので、自分のペースで行きましょうb


今回はソムリエ試験に関するお話と、それに関する本の紹介でした。
今頑張っている皆さんが、少しでも合格に近づきますように!応援しています!


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