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【神社/先祖の足跡巡り】猿投神社(愛知県豊田市)


はじめに

先日、以前より訪れたかった猿投神社に行ってきた。
ここ数年。愛知県は随分と暑い。
しかし、今年はその暑さがなかなかに長い。

そのため、このタイミングでの訪問だ。

さて、今回訪れた猿投神社。
先祖・重辰の弟 重福(衛門三郎)が則定城(だと思われる)への転居を経て祀官のひとりとなったと伝わっている古廟だ。

ちなみに、竹村城を築城したとされる鈴木七郎重善(善阿弥)殿と私たちの一族は先祖/始祖の系譜が異なる(私達の一族は”熊野別当”とあるため、当時、別当における神官のひとりではないかーーと思われる)。また、三河の地に来たのがいつかも残されていない。
また、三河に移り住んだのは室町時代中〜後期と推測することが適切かと思われる。

猿投神社

場所

先ずは猿投神社の位置を以下のとおりにお示しする。

岡崎市役所周辺から30㎞程度
高速道路使用で30分程度、一般道では1時間の道のりだ
画像出典元:Googleマップ

わかりやすくするため、クローズアップする。

ジブリパークに割と近い。私は国道248号線を北上
とある地点で昔の職場群を通るため、未だに酷い動悸がする←
画像出典元:Googleマップ

公共交通機関では「名古屋鉄道・三河線 豊田市駅」「愛知環状鉄道 新豊田駅」にて下車。名鉄・豊田市駅西口から「とよたおいでんバス 藤が丘支所行」に乗車。「猿投神社前」で下車すると良いみたいだ。

※下記リンク(豊田市HP、とよたおいでんバス 『藤岡・豊田線(加納経由)』 時刻表)https://www.city.toyota.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/056/312/r603_01/01.pdf

参拝へ

車でおおよそ1時間。
よくよく思い出してみれば、会社員時代に仕事関係でこの付近まで来たことがあった。なぜ、気付かなかったのか不思議だ。

さて、駐車場から総門より南に位置する二の鳥居まで歩く。

二の鳥居越しの総門
反対車線から撮った総門

信号のない道を慎重に渡り、総門近くへ。

大正15年建立の社標
総門前の御由緒板

総門は息を飲むほど立派だ。

総門を見上げる
支える柱もまた立派
総門の天井
1900年建立

真ん中はご遠慮し、参道の端を歩く。

長くまっすぐに伸び、自然にかこまれた参道
「ドローンの飛行/撮影は禁止」とのこと

参道に一際立派な木が。

周囲の木と比較し、幹の太さが際立つ
ご神木かーー
御神木?を見上げてみる
参道に神馬

最近では珍しい、常時、お清めができる手水舎。

件の感染症の影響か、例祭以外では手水舎が利用できない神社が多い印象
そのため、これまでの普通がある有難さ

手水舎の近くに三の鳥居。

一礼し、中へ。
本殿の手前に拝殿。

明治28年建立とのこと

拝殿の北側、本殿目下に四方殿。

安政4年建立とのこと
造りが精巧
神々しい

太鼓殿。

見えにくいが、かなり大きい太鼓が2階にあたるであろう場所にある

四方殿からみる本殿。

絵馬にはボカシ処理しています
以前に近隣の神社にて「あの人の願いって(プークスクス」と宣う知人に出会したため
他人の願いを揶揄するのは如何なものか

本殿に向かう際に見つけた、四方殿の上にあった古の何か。

時代を経て現存している
畏怖の念を抱く

本殿の狛犬様。

ぷっくりとした前脚がかわいらしい狛犬様

本殿。

本殿の修繕中だろうか
本殿の向かって右手側に五つのお社あり(記憶が定かでない)

本殿の向かって左手に「厳島社」と滝がある。

「厳島社」
小川の先は「神域のため”立ち入り禁止”」とのこと
約束事は守りたい

思わず息を飲むほど美しい。

澄んだ水の色に魂が浄化される思い、
加えて水の音がこの上なく心地よい

厳島社の手水舎の背面。

苔とシダ

参拝し終え、「是非、拙宅に猿投神社の神札を」と、神札を賜り帰路に着く。
時間を作り、神札ホルダーを自作しようか。

まとめ

しばらく前に近くまで訪れていたとはいえ、今回、初めて猿投神社に訪れた。
猿投山に近いこともあり、少しひんやりとし、また、厳かな空気が疲れ切っていた(る)心身を癒してくれた気がする。

曼殊沙華の季節ですね

先祖・重辰と重福を含む4兄弟。
松平清康公の「森山崩れ」を機にそれぞれの道を歩むことになった。
それから500年近く経つ。
重辰が祀った神と共に、重福が仕えた神社の神札を神棚に納めた。
気が遠くなるほど長い時間を経た再会を果たしてくれていれば本望だ。



最終改定: 令和 年 月 日( 回目)
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【参考文献/サイト】

豊田市HP https://www.city.toyota.aichi.jp/
一般社団法人ツーリズムとよたHP https://www.tourismtoyota.jp/
『神号々仏語ヲ用ヒ或ハ仏像ヲ神体ト為シ鰐口梵鐘等装置セシ神社改正処分・三条』ーー公文書にみる日本のあゆみ, 国立公文書館 https://www.archives.go.jp/ayumi/kobetsu/m01_1868_03.html#:~:text=%E6%98%8E%E6%B2%BB%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%81%AF%E7%A5%9E%E9%81%93%E3%81%AE,%E3%81%AB%E6%8E%A1%E9%8C%B2%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
猿投神社由緒記(猿投神社リーフレット)
Wikipedia(猿投神社)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%BF%E6%8A%95%E7%A5%9E%E7%A4%BE

【画像出典元】
Googleマップ



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