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【神社仏閣巡り/先祖の足跡巡り】松平郷 松平東照宮、高月院(愛知県豊田市)


はじめに

以前の記事でも再三触れてきたが、欠の郷・鈴木氏の先祖は墨右衛門重辰と松平新右衛門姉だ。(俗名が分かりかねるため、ご容赦願いたい)

その弟/義弟は松平新右衛門。

以前より訪れたかった和歌山県海南市。鈴木(穂積)氏発祥の地。
昨年末に宿まで予約したのだが、仕事等の都合でまとまった休みが取れなくなり、泣く泣く断念した。

そういうことも背景にあり、松平新右衛門姉・松平新右衛門の先祖にあたる松平氏発祥の地を先日訪れた。

血は薄くなってはいる、それは確かだ。しかし、私も少々は松平の血をひいている。”先祖の先祖”、その足跡を辿る旅に出たという次第だ。

※「能見松平氏」の出という記録もあるが、定かではない。

松平郷

位置

先ずは松平郷の場所を以下のとおりお示しする。

豊田市(東口)バス停から「とよたおいでんバス 下山・豊田線」大沼行 松平郷下車
私は「県道477号東大見岡崎線」→「県道339号長沢東蔵前線」→「県道338号花沢桑原線」→「国道301号線」と山道を車で30分ほど走り到着
画像出典:Googleマップ

到着。

2025年1月撮影

松平郷入口駐車場に駐車し、歩く。

松平郷内にあったマップ
2025年1月撮影
松平東照宮の斜め向かいにあった”笠掛けの「かえで」と見初めの井戸(跡)”
「松平親氏公が高月院へ行く道すがら、楓の木に笠をかけ一休み。近くで菖蒲を積んでいた水姫が花を添えて井戸の水を親氏公に差し出したことが二人の出会い」
御由緒板よりネコチャーン要約
2025年1月撮影

松平東照宮

詳細は以下のリンクを確認していただきたい。

お堀がある
2025年1月撮影

鳥居の前で一礼し、境内へ。

2025年1月撮影
御由緒板
簡潔でわかりやすい(誉め言葉)
2025年1月撮影
手水鉢
アルコール除菌
2025年1月撮影
流行性感冒も流行っているからかーー
赴きのある手水鉢
2025年1月撮影
本殿
2025年1月撮影

御朱印(500縁)を頂戴すると、1名の拝殿格天井画の拝観料が無料になるようだ。
お言葉に甘え、天井画を拝見する。

圧巻
2025年1月撮影

眼福。

漆芸家 安藤則義氏が手掛けた108枚の天井画
2015年10月に新調された模様
2025年1月撮影

本殿の中に古い瓦が。

「池の水を抜いてしまう」という趣旨のテレビ企画の写真などがあったため、そこで見つかった古の瓦かーー
2025年1月撮影

しっかりとお参りし、御朱印帳を受け取り東照宮を後にする。

「産八幡」「産湯の井戸」へと向かう
2025年1月撮影

産八幡 産湯の井戸

ジブリ映画に出てきそう
2025年1月撮影

前情報は殆どなしのため、下記を参照いただけると幸いだ。

2025年1月撮影
産八幡の山門 
2025年1月撮影
紋は「三つ葉葵」
2025年1月撮影
神聖
2025年1月撮影
静寂と緑で癒される
2025年1月撮影

産湯の井戸

2025年1月撮影
写真右手に「第二・第三の井戸」あり
産八幡と産湯の井戸の祠を撮った写真
2025年1月撮影

在原家墓所

「産八幡」と「産湯の井戸」を後にし、山をのぼる。
すると松平郷の開拓領主と云われる在原氏の墓所がある。

2025年1月撮影
緩やかと急の間の勾配の道を進む
2025年1月撮影
古の御領主に合掌
2025年1月撮影

在原氏墓所を後にし、松平家菩提寺「高月院」へと向かう。

趣深い室町塀
2025年1月撮影

松平家菩提寺 高月院

山に囲まれた心が休まる場所にある
2025年1月撮影
山門
「貞治六(1367)年創建。徳川氏始祖の松平家菩提寺」
浄土宗のお寺のようだ
御由緒よりネコチャーン要約
手水鉢
2025年1月撮影
山門
写真左側にお釈迦様の足跡「仏足石」があった
2025年1月撮影
本堂
2025年1月撮影

境内には宮様や松平家ご当主の方々お手植えの木々が多くあった。

家康公お手植えのしだれ桜
2025年1月撮影

本堂の向かって左手に松平家の墓所。先祖の先祖だ、手を合わせてくる。

一段高い場所には松平氏始祖・親氏公墓塔
2025年1月撮影
兎角、景色が良い
2025年1月撮影

御朱印を頂戴した際に、副住職(だと思われる)と10分ほどお話。
その際に、「松平氏は14家ある」という情報を頂戴する。
また、私自身が「松平新右衛門姉が先祖、松平新右衛門は古の叔父」と話をしてきた。

大賀弥四郎事件もある。岡崎では兎角よい顔をされない。それに認識すらしてもらえない。

しかし、ピンときたご様子。
「とても歴史がある家で、御先祖もかなり頑張って血を繋げてきたんでしょうね」と有難いお言葉。ほぼ誰も認めてくれなかっただけに色々なお言葉・お説法が心に刺さる。

自分ではない”誰か”の幸せを願ってつく梵鐘
私もつかせていただいた
2025年1月撮影

来て良かった。
解消されたわけではないが、自分の心の重荷がスッと軽くなった気がする。

高月院を後にし、松平郷展望テラス+α へと向かったがこれは次回の記事へ。

テラスからの帰路にあった松平家墓所へ寄り道。

松平家墓所

遊歩道を歩くわけだが、最低でもスニーカーで歩いた方がよいと思われ。
私はトレッキングシューズで行ってきた。

2025年1月撮影
「後の徳川将軍となる松平諸氏の始祖、松平太郎左衛門家の墓所」とのこと
※御由緒板より、ネコチャーン要約
2025年1月撮影

先祖の先祖と思うと感慨深い。

親氏像

松平郷園地入口近くまで戻る。
すると、松平太郎左衛門親氏の像がある。

多くの松平氏、もしくは松平氏の姫君達の血をひく人らの先祖
何万人の先祖だろうか
2025年1月撮影

今回のまとめ

先祖の先祖。そして、その始まりの土地。
記憶の限りでは今回はじめて訪れた。
今の地では殆どの人が認めてくれない先祖・松平新右衛門姉、新右衛門。温かく迎え入れてくれるのは始祖の方々や、その土地を守る方々にとっては皆等しく始祖の子孫だからなのだろうか。

それとも、今の土地は灯台下暗しと云うべきか。

さておき、心休まる場所。
またひとつ増えたことが何より嬉しい。

補足

「松平郷館」・お食事処「天下茶屋」は水曜日定休の模様。
お気を付けを。


最終改定: 令和 年 月 日( 回目)
※後に読み返した際に変更があれば、改定日を修正いたします

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【参考/参照サイト】

豊田市HP https://www.city.toyota.aichi.jp/
ツーリズムとよたHP https://www.tourismtoyota.jp/
松平郷HP  http://www.matsudairagou.jp/
『岡崎市史 第参巻』
松平東照宮 拝殿格天井画リーフレット
八幡神社 松平東照宮 略記リーフレット
松平東照宮 御案内フライヤー 松平東照宮発行
YouTube『高月院チャンネル』https://www.youtube.com/channel/UCgS3KomZKbNWjWVbRGmi2Tw

【画像出典元】
Googleマップ



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