【映画メモ】窓ぎわのトットちゃん(2023)
突然ですが、調べてみたら黒柳徹子氏の御年が90歳。
テレビ番組「徹子の部屋」もまだ放映中。
その歳でテレビ番組を続けられているのは普通に凄いと思います。
さて、黒柳徹子氏の著作といえば、「窓ぎわのトットちゃん」。
名前は知っていましたが、今まで読んだことはなく内容も知りませんでした。
なので、今ちょうど映画が放映中、ということで観てみました。
映画公式HP
1.あらすじ
2.前半について
前半は主に、トットちゃんのトモエ学園でのエピソードについて。
とにかく、作中のトットちゃんが可愛らしくて、元気いっぱいで明るい。かつ、自分の知る黒柳徹子の面影を自然に感じる。
その中でも特に、小児麻痺で手足が不自由な泰明ちゃんとの交流が印象的でした。
トモエ学園は普通の学校とは違った学校で、
簡単に言うと、自由でやさしい世界のように感じました。
校長の小林先生の子供を大事に尊重する教育方針が大きいのかと。
戦前の日本にこのような学校があり、このような考えの大人がいたのかと感心しました。
令和の世の中にもこのような場所がもっと必要で、小林先生みたいな人がもっといてもいいのでは、と思いました。
3.後半について
本作後半では泰明ちゃんの死があり、
そして戦争による影響。
街の雰囲気が変わり、トットちゃんたちの服装も変わっていく。
平和で自由なやさしい世界が戦争により蝕まれていく。
最終的には戦況が悪化し、トットちゃん一家は東京を離れ地方へ疎開し、疎開先へ列車で向かう場面で本作品は終了。
平和で自由なやさしい世界は当たり前ではなく、それを壊さないようしっかり守っていかなければならない。
そして、黒柳徹子を含めた戦争を乗り越えて生き延びた人たちは強いのだな、と改めて感じました。
書籍のほうも改めて読んでみたいと思いました。
それでは。