【サウナメモ】習志野・クアパレス〜異世界な街の銭湯
今回紹介する場所は、ネット・SNSで見つけて、以前から気になっていた場所です。
実際に行ってみて、一言で表すならば、
「街の銭湯を超えている街の銭湯」でした。
来ている客の雰囲気や建物のベース部分は昔ながらの街の銭湯、
しかし、装飾やお風呂のラインナップ、サウナ等は明らかに街の銭湯の域を超えていました。
1.新京成線・習志野駅から
最寄駅は新京成線・習志野駅。
習志野駅から徒歩約5分。
習志野駅で降りるのは初めてです。
地理感が全くないので、Google先生を頼りに進みます。
習志野駅周辺を歩いてみた感想は、
普通の住宅街だな、と。
しかし、普通の住宅街でも、全く知らない街を歩くのは楽しかったです。
そんな普通の住宅街をしばらく歩いていくと、
明らかに異質な建物が見えてきます。
知らない人が見たら、絶対に街の銭湯には見えません。
一見、ラブホテルのように見えると思います。
更に近づくと、入り口にはシャッターが閉まっています。
最初に店に着いたのは14:15頃。
「SPA首都圏net」の紹介ページには「土日祝は14:00から開店」と書いてあったのに。
仕方がないので、近くの「薬園台公園」で時間をつぶす。
公園のベンチで秋を感じながら、ぼーっとしたり、読書をしたり。
この薬園台公園について感じたのは、小学生くらいの子供たちが多いこと。
私の住む街は世代の入れ替わりが進まず、
高齢者が多く、若い世代が入ってこない。
そのため、小中学校が軒並み統廃合。
(私が卒業した中学校はもうありません。)
未来を担うのは子供たち。
若い世代が多いのは活気があって良いなあ、と。
2.外観
開店時間の15:00の10分前くらいにクアパレスへ戻る。
開店10分前には、店の前に待つ人たちが5,6人以上。
そのほとんどが高齢者で地元の人たちだと思われ、
世間話をしている。
その雰囲気はスーパー銭湯では感じることのできない、まさしく「街の銭湯」の雰囲気。
3.店内
店内は外観以上に異世界ぶりを放っていました。
靴箱に靴を入れて店内を進むと、
派手な装飾ながらも、
昔の銭湯ながらの番台があり、
そこで靴箱の鍵を渡して代金を払い、
ロッカーの鍵を受け取る。
入浴料は480円、サウナ利用の場合はプラス200円でサウナ利用者用のオレンジ色のタオルを渡される。
ロビー以外にも、脱衣場、浴室内、サウナなど至る場所にテレビが何台も置かれてしました。
4.お風呂
まず、洗い場。
リンスインシャンプーとボディソープは備え付け。
鏡の装飾がやはりヨーロピアンですが、
椅子や桶、シャワーと蛇口が明らかにスーパー銭湯とは違い、昔ながらの銭湯のような感じでした。
そしてお風呂。
広さやレイアウトは昔ながらの街の銭湯のような感じを受けました。
しかし、種類のラインナップが普通のお湯のお風呂に加えて、ジェットバスがあり、薬湯があり、ブルーハワイの香りの湯もあり。
街の銭湯の領域を超えていて、スーパー銭湯顔負けでした。
サウナを利用しなくてもお風呂だけでも楽しめます。
5.サウナ
サウナは2種類ありました。
それだけでも既に気合いを感じましたが、
スペックもスーパー銭湯やサウナ専用施設顔負けです。
サウナの種類は高温サウナと中温サウナの2種類。
まずは高温サウナ。
収容人数は8人程度で狭い中をみんなで場所を空けながら座る感じ。
温度計が示す温度が、なんと120℃!
湿度が高くないためか、火力は温度の数字ほど強く感じませんでしたが、
すぐに身体から汗が噴き出てきました。
2セット目では中温サウナ。
「中温」と言っても、温度計の示す温度は100℃。
そして、何よりも室内が広い!
サウナイキタイ(全国サウナ施設のデータベースサイト)によると、収容人数は22人!
街の銭湯のスペックとは思えない。
火力も十分で余裕のあるスペースの中、身体を熱くすることができます。
6.水風呂
水風呂は温度は冷たすぎず、水質も良さげな感じでした。
(「サウナイキタイ」によると、水温は17℃とのこと。)
7.ととのい場所
クアパレスで気になる点その1。
大容量のサウナ室に対して、
ととのい椅子が浴室内にサウナ室入口横に2つしかない。
しかし、浴室内のスペースを考えると仕方がない。
しかし、それではととのいを求める人たちが溢れてしまう。
自分を含めたその溢れた人たちは、
脱衣場のソファをととのい椅子代わりにして
ととのっていました。
しかし、布や皮のソファに裸のまま直接座るのは個人的に気が引ける。
なので、自分は乾いた自前のタオルを敷いて座りました。
ということで、ここで提案。
クアパレスの世界観を少し損ねてしまうかもしれないが、
ソファの代わりに、脱衣場にプラスチック製のととのい椅子を置くのはどうでしょう?
8.身体にお絵描きを施してる人たち
クアパレスで気になる点その2。
ネットでの事前調査の時点で分かってはいましたが。
日本国内では、
自分の身体にいわゆるお絵描きをする
=公共の温浴施設に入れなくなる、
というのが一般常識。
しかし、クアパレスではお絵描きした人の入浴を禁止していない。
ということで、身体にお絵描きをした人が多い、というのは本当でした。
なので、お絵描きをした人の素っ裸を生で見るのはおそらく初めてでした。
肩など身体の一部にお絵描きがある人から、全身がほぼお絵描きの人まで。
今回見たとある全身お絵描きの人は、顔と性器以外にお絵描きが施されていて、
同じ人間ではなく、別の生き物のように見えました。
その筋の人たちは好きで身体にお絵描きをしているのか、それともそうしないといけない掟があるのか。
とにかく言えることは、
身体にお絵描きをしている人も、
普通の人と同じく広いお風呂で寛ぎたい願望を持っているであろうこと。
サウナーだけでなく、その筋の人たちの間でも、
クアパレスは有名な場所なのかもしれません。
それでは。
(「SPA首都圏net」のクアパレス紹介サイト)