修行の旅 同じ会社の定年組、おばさん3人で寺社仏閣参り3
昨日のノートは、現実を出来るだけ、私の感情を入れずに書いたので、その時のおばさん達について書いてみたいと思う。
時々、急な雨が降ったり、止んだりする中、
ひたすら、京都に向かって、走った。
早く着きたい気持ちもあるのだけれど、
慣れない息子の車に、友人を2人乗せているので、
高速を走り続けることに、一抹の不安があった事は、確か。
絶対に事故はしない。
おまわりさんに、捕まらない。
無事に、友人を連れて帰る!
心に固く誓って、、、
途中、休憩しながら、ゆっくり行くからね。
を 合言葉にしていた私。
私は、1人旅では、高速を使わないルールに
してるので、自分のタイミングで、時間を気にせず
行動していた。
しかし、今回は、2泊3日という期限がある。
そうすると、やっぱり、何時にどこ、
と考えて行動してしまうが、極力考え無いようにした。
イライラはいけません。
ストレスになり、疲れてしまうもの。
2時間おきに、トイレ休憩をとった。
ずーっと渋滞なのは、仕方ない。
台風だし、それを知ってて、来ている訳だから
おバカな自分達への、諦めもある。
でも、どこで、どういう事態に遭うかわからないので、トイレだけは、行きたくなってからでは無く、
早めにしましょう。
と、運転の休憩も兼ねて取っていたのだが、
おばさんという生き物は、凄い!
店に入る度に買い物をする!
最初に寄ったサービスエリアで、
お土産のお菓子の箱を 3〜4箱重ねていて
"まだ、目的地に着いて無いのにもう、お土産買うの?"
"そう。だって、この店、もう来ないでしょう?"
そうだけど、ここ、愛知県だよ?
行くのは、京都、奈良なのに?
何だか、楽しそうにしてるので、
渋滞の中、8時間も小さな箱に詰められてるから、
ストレス発散になるのかな?
と、横で笑って見ていた。
私はね、運転してるから、ストレス無いの。
何時間でも、運転できる。
それに、この車は、とても運転しやすかった。
三重県に入って少しすると、一般道に出た。
案内板に、伊賀、甲賀 とある。
"え〜?"
"あれ?あの、忍者の?"
"ヘェ〜"
友人達は、あまり旅行をしないので、
見るもの全てが楽しいらしい。
薬とか毒に詳しい忍者って、どっちだっけ?
忍たま乱太郎はどっち?
伊賀のカバ丸は伊賀だよねー
あー!!
見た?
今の?
なに?
伊賀米だって、美味しいのかなあ?
この辺、田んぼばかりだもんね、有名なのかなあ。
欲しいね。
買いたい。
あんた達、稲穂を見ても、買いたくなるのか?
おばさんの買い物欲は恐るべし、だ。
民泊のーー吉さんは食事が出ないので、材料を持って行って、キッチンを使わせて貰う、とか、外で、バーベキューをするとか、近くで食事をしてくる。
ということは、知っていたので、すぐ近くにある
料理の美味しい居酒屋さんに行くつもりが、定休日だった。
なので、
この地域で1番美味しい料理を出す
レストラン
という看板の食事処に行った。
そこで、簡単に食事を済ませると、隣が八百屋で
とても良い玉ねぎが安いらしい。
3日ある旅行の初日に、山のように玉ねぎを買っていた。
"車に置いてて、大丈夫かなあ?"
晴れ予報は無いから、大丈夫でしょう?
今日の買い物の、とどめは、玉ねぎ。
この旅行は、大量の玉ねぎと一緒に移動する事になった。
ゴロン、ゴロン、袋しっかり縛らないと!
そうだよ〜
折角買ったんだから、家まで無事に持って帰ろうね〜。
私達の買い物の旅、まだ、始まったばかり。
あれ?
買い物の旅だっけ?
神社仏閣のお参りじゃ無かった?
楽しんでくれれば、何でもいいか!
つづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?