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毎日note#254 指導者のいる組織で育つと野放し組織に嘆きが止まらない、吹奏楽部も会社も

「なんでこの吹奏楽部は毎日基礎合奏や、ブレストレーニングしないんですか?!?!出身の中学では〜〜…だったのに!!!」

「なんでこの会社は交通費の申請にこんなに時間がかかるんですか?前の会社ではすぐに〜〜すればできたのに!!!」


この、自分が経験をしてきた以前の所属場所では〜〜だったのにと、不都合・劣化したいまの状態になんで???となげくやつ。よくあるよね。

とくに最初の組織が完成されていればいるほど、劣化した現実に絶句し、馴染めなくてつらい嘆きを上げている人を何人か見てきた。


会社ならば1社目で比較的大手企業に就職してきた人。テレワークやフレックスタイム制なんてあたりまえで、みんなオフィスカジュアルスタイル。上司はマネジメント能力があって、会議はスマート。個々に目標が与えられていてそれなりにメリハリをもって頑張る。年間休日は120日以上あって、リフレッシュ休暇で年に一回は5連休とらなきゃいけない。みたいな。

そんないけいけホワイト企業が世の中の会社の当たり前だと思っちゃいけないよ、って感じだけど。でも、初めての会社がそれで、それしか知らないと、そこが基準ラインになっちゃうんだよなあ。
だから、友人の会社や転職先で絶句するっていう。

大手から中小企業に鳴り物入りでやってきた役職者なんて、なんでこんなことができないの?なんでこんなに不便なの?のオンパレードにおちいるというやつ。中小企業にはそんな優秀な秘書なんてそもそも居ないんでね。

 


つぎに部活編。中学のときの初めての部活が、顧問が居て、ちょっと厳し目の先輩がいて、定期的に大会に出るような部活だった人たち。
私の高校の吹奏楽部は大会にも出ないし、顧問もたまにしか来ないし、年間スケジュールも、日々のスケジュールもなかった。 

きめられた練習メニューがないことや、大会がないので向かう目標もないということに絶句して半年以内に辞めていく人も毎年何人かいた。

吹奏楽部出身者にはある一定数、顧問や先輩は絶対神だと刷り込まれている人々がいる。なので、神の導きがなかったり、神の教えと違う練習の仕方をさせられることにかなり抵抗感があるようだ。

神の教えと違うことをしようとするもんなら、反発される。それは法律でも常識でもなく、小さな組織の中での浸透にしか過ぎないのにさ。宗教ってこわいよね。


わたしはびっくりするぐらいそういった強固な組織に属したことがない。お遊びのような部活にしか入ったことないし、新卒で入った会社もまったく整っていなかったし。

だから、前の組織はこうだったのになんで今はできないの?!?!?と激昂することはない。そんなこと言ったって、ちゃんと教えてくれる先輩や顧問がいた部活とは違う。新入社員研修をみっちりやったり、定期的にフィードバックがあったり、と研ぎ澄まされてきたサラリーマンとは違う。


なんにも教育されずに歳だけ取った、とりあえずの経験者、ハリボテのベテランに、
大手企業の丁寧に教育された社員と同じ様な要求をしてはいけない。


きちんと指導がある部活、会社での経験者はいかに想像力を豊かにできるか。そして、当たり前だと思っていた環境がどれだけ恵まれていたか。
野放しにされた組織に入れば阿鼻叫喚しながらジワジワと感じるんだろう。


わたしはその逆で、ある意味少し度胸が座ってきたし、自分で何でも調べなきゃいけないことがよくわかった………


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