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中学受験2021体験記~親ができること~

2021年2月に娘が中学受験をしたときの母親目線での体験談です。
子どもの性格にあった学校に行かせてあげたい。ただそれだけです。
「無理をしない中学受験」それでも、ちょっぴり無理もあったかもしれません。。
さて、私は子どもが6年生となる直前の3月末に仕事を辞めてから受験本番までの10ヵ月間を娘と真っ向に向き合ってきたことを綴っていきます。
これから受験を迎える方の一助になると幸いです。

食事面について

受験生にとって食事はとても重要です。
塾は5年生までは週2回だったのが、6年生からはさらに増えてきます。
基本的に塾のあるなしで食事をとる時刻や量も変わってきますが、直前期は極端かもしれませんが、刺身などの生ものは控えました。
以下は我が家で実践して娘から好評だったものです。
・おにぎり(学校から帰宅して塾という日に。好きな具材×短時間で食べられる!)
・お弁当(いわゆる塾弁ですね。)大好きなおかずを詰め込みました!
エネルギー系ゼリー飲料(小腹空いた時用。直前期、塾での食事が禁止になってしまったため。これなら“飲み物”なのでOK
塾から帰宅後の食事は消化の良いものを。

栄養バランスも考えつつ、基本的には子ども本人が好きなメニューにしていました。大人でも好きなおかずがあるとテンションがあがりますよね!

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・塾の日、塾がない日の家でのスケジュールを明確にしておく
精神年齢が高いお子さんは自己管理型の学習ができると思うのですが、我が子はそうもいかず、声掛けして動きました。遅くても22時までには寝ないと次の日の体調に響くため、秋ごろまでは夜学習の時間を確保するべく、夕食時間も17時半と早めにするなど、受験仕様にしていました。
ピークを2月の本番に持っていくために、遅くとも22時までに就寝。
年間を通じてよく食べ、よく寝かせました。


メンタル面について

・子供の話をよく聞くこと
 何か作業をしていたら手を止めて、子供から話しかけてきたら本人が気が済むまで話を聞きました。コミュニケーションは大事です。聞いてもらえると人は安心しますから。「そうだね。」「○○なんだね」と肯定・共感して聞くようにすることは大事です。

・辛い時こそ笑う
 受験勉強はゴールも長いため結構辛いです。

ー娘「勉強なんて嫌いなんじゃーーー!」

ー母(私)「受験やめちゃえば?」

という受験にありがちなNG会話は何度やったことか・・・。学習に飽きてくると、慣れない親父ギャグで笑い飛ばし、マンネリ期を乗り越えました。親もメンタルに堪えますからね。
長い受験生活、辛い時こそ笑って吹っ飛ばしましょう。

・受験中の習い事は本人と相談して決める(継続?休会?退会?)
 娘はピアノを習っていて、本人と話し合い、入試前の2ヵ月は休会にしました。休会の予定がある場合は早めに講師の先生へ相談することをお勧めします。

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勉強に煮詰まった時に練習曲を弾いてストレスを発散していたので、よい息抜きになっていました。高学年まで習い事が続いているのは好きで続いているケースが多いと思うので、お子さんの意志に任せてよいと思います。

<過去問演習、その前に・・>
11月ごろに作業したことです。書店で販売されている過去問題集は冊子を分解してスキャン(scansnapを使用)して本番同様に作成しました。学校で販売している場合も同様です。コンビニで小冊子印刷(B4サイズ)にして中綴じできるホッチキス(※写真)で綴じて完成です。

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3回解くことを想定して、受験校×受験科目×3回×過去3年分は作りました。本番同様のサイズで印刷することが大切です。入試当日は緊張もしますから、本番同様に同じサイズで同じ形式で解き慣れておく必要があります。学校で販売終了となっている過去の入試問題はヤフオクやメルカリで手に入ります。
解答用紙も受験番号欄と名前欄を付けて同じサイズで作りました。これは結構手間がかかりましたが、やっておいてよかったです。個別指導塾に通っていてもここまでやってくれません。

1月の過ごし方

<直前期の学校はいつから休む?>
結論からいうと、17日前から欠席しました。担任の先生には受験のため、コロナウィルス感染予防のためにいつからいつまで欠席すること、いつから登校するかという旨、お手紙を子供経由で出しました。

2021年12月時点では、検査結果と14日の隔離期間を加味すると2週間以上は学校を休ませる必要があるかなと判断しました。自分の感染予防だけでなく、逆に万が一、我が家に何かあって一緒に受験を頑張っているお友達にも迷惑が掛かってもいけないと思いました。
受験予定の学校は、「発熱がある場合」「コロナウィルスに感染した場合」「濃厚接触者に指定され、自宅待機が試験日を含む場合」は2週間後の追試験に回ることとなっていました。
※学校ごとに追試験になる場合の条件があるので確認が必要です。


<試験日前日の過ごし方>
入試前日の1月31日は、自由に過ごしました!大丈夫なの?見直しくらいやろう?って私も思いました。ですが、塾からのアドバイスは、「本人の好きなように過ごせばいいですよ。」これだけ。ここまで頑張ってきたのだし、見直ししたい子はするだろうし、遊びたい子は遊ぶので好きにさせてやってください。お子さんを信じましょう!
そんなわけで、我が娘は、当日の持ち物確認だけ親と一緒に行い、妹と鬼ごっこやカードゲームなど一日中遊んでいました。



<いざ!入試本番>
当日は、集合30分前の会場到着を想定して予定を立てました。試験会場の空気感に落ち着くこと、ゆとりをもって行動することで気持ちの面で最後のサポートです。

学校によっては保護者待機会場を用意してくれる学校とない学校があるので確認しておきましょう。

入試で持って行ってよかったもの
・マスキングテープ

 受験票を張り付けておく用。
・大好きな飲み物
 当時「希釈のはちみつレモン」にハマっていたので、水筒に入れて持っていきました。
・いよかん(果物)
 お弁当に必ず持っていくように!と過去に自身も中学受験を突破した父からのアドバイス。
 いよかん → いい予感♫ ・・・だそうで。オヤジギャグです(苦笑)
 合格できたのは伊予柑のおかげかもしれません。。。
・見直しノート・問題集など
 確認用です。なんとなくお守り的な感じでした。

-試験から戻ってきたら、「どうだった?」と親から聞かない。
手応えがあったかは顔を見ればわかります。自分から話すまではそっとしていました。本人の感触はどうあれ実際に判断するのは学校側ですし、終わった試験は気にしないようにしました。むしろ、コロナ禍でも無事に受験できてよかったという感謝の気持ちの方が大きかったので。初日は午後試験もあったので、午後の学校へ移動しよう!と気持ちを午後試験へ向けさせました。

-長い一日から帰宅
2月1日は朝7時前に自宅を出発、帰宅したのが19時でした。
親子でぐったりして「今日は早めに休もう・・・」という感じでした。
2日目、3日目と日程を組んでいる場合は、親子で体調管理に留意ください。

-実は会場で別れる直前に手紙を渡した
1月に学校を休んでいる間は、ほぼ毎日が過去問演習と通塾でした。お昼は娘と二人で一緒に好きなものを食べて、おしゃべりして、私と娘が一日中一緒にいる時間を過ごすのは娘が赤ちゃんの時以来なので、とても貴重な時間で楽しかったこと、本当に今日までよく頑張ったこと。家族みんなはあなたが大好きだよ!という内容だった(と思う)手紙をそっと渡しました。
合否がでた翌日に娘から「一人で読んでうるっときた」と話していました。


家庭それぞれのSTORYがある。
約一年間を通じて、子供のプリント整理はもちろんのこと、メンタル面でのサポートが大きかったです。中学受験経験のない地方公立出身の私は、中学受験を完全に甘く見ていました。入試問題をみて唖然としました。高校入試とは次元が違うぞと。慌てて安波京子先生の「はじめまして受験算数」の参考書を図形編・数量編と買いそろえ、娘と一緒に取り組みました。

特に伸びるのは最後の一か月です!
12月の模試が残念な結果でもそれは模試です。志望校とは出題傾向も違います。我が家も絶望組でした。特に模試では偏差値が足りないからと諦めず、受験校の偏差値より志望者の平均値を見た方が現実的です。実際に学校の偏差値から受験者の平均偏差値が5~10ポイント低いところもあります。

親ができることは、最後までお子さんを信じること。
子育ての通過点ではあるけれど、必ず道は開けます。

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