学校の音楽教師を経て個人の音楽教室を開くまで
自分の想いを綴るシリーズ。
今日は、自宅音楽教室を開こうと思ったきっかけについて書きます。
私は大学卒業後、中学校と小学校で音楽を教えていました。
働いているうちに感じたのは
『より深い授業がしたい→個人レッスンがしたい』ということ。
そして大阪の音楽教室でピアノ講師として勤めた後、自宅で教室を開くに至りました。
基本的に学校の音楽の授業は『教師1人対クラス全員』なので、個人に合わせた指導はなかなかできません。
そんな中で私が楽しさを感じた一つの思い出話を。
音楽会が近付くと、毎日の休み時間、自分のパートができていない生徒に1人ずつ音楽準備室に来てもらう計画を立てて、一緒に楽器の練習をしたこと。
生徒は呼び出し!?と始めはドキドキ緊張して来るものの、その子のペースで一緒に細かい練習をし、『できた!』と嬉しそうな顔をして帰っていくのを見るのは、私も嬉しかった。
普段の授業では全員を細かく見てあげることは難しいので。
その個人レッスンのような時間がとても楽しかったことを覚えています。
あぁ、1人にみっちり教えられるって幸せだな。私はこっちがしたいな。って思いました。
そんな1人1人の頑張りが集まって出来上がる音楽会や合唱コンクール。
集団ならではの楽しさももちろんたくさんあり、それは音楽の醍醐味でもあり、多くのことを学んだ期間でした。
仕事も他の物事も、『目の前の1人をまず幸せにすること』から全て始まると思っています。
今の私には
レッスンに通ってくださる生徒の成長、上達。
その先にある楽しみ、喜び。
一人一人に合わせたオリジナルのレッスンで、少しでも楽しみや喜びを味わってもらえたらこんなに嬉しいことはないな、と…。
改めて、今、好きなことを仕事にできていることに感謝して。
お読みいただきありがとうございました。