【私のマルチ失敗談】⑭後悔しない日はない~失敗者の末路~
おはようございます。
こんにちは。こんばんは。
みると申します。
いつもお読み下さり、ありがとうございます😌
プロフィールにもあるように私は、
・元某MLM(ネットワークビジネス/マルチ商法)会員
(有名なA社、N社ではありません)
・登録期間約5年、登録メンバー0←
・残ったのは製品在庫と借金だけ
でした。
辞めてからも、いろいろ苦しむ場面もあります。
このことから、
ネットワークビジネス(マルチ商法)に関わって
かつての私のように苦しんでいるのに
なかなか辞められなかったり
大切な人がそうなって悩んだりしている方々に
私の失敗談から少しでもヒントを
提供できたらと、noteを書いています。
簡単な自己紹介と経歴
👉自己紹介&note開設理由|みる|note
前回までのnote記事はこちらにまとめてあります
👉【私のマルチ失敗談】まとめページ|みる@私みたいになるな!|note
関わったことを後悔しない日はない
●前回までの登場人物や場所、あらすじ
みる…私。このnoteの著者。いじられキャラ・ドジな自分が嫌い。
自己肯定感低い。変わりたい願望あり。当時20代Y社…私が過去に登録し、ディストリビューターを務めていたネットワークビジネス(マルチ商法)の会社。
エミカ(仮名)…みるが大学時代に知り合い憧れを持っていた友人。明るく元気で自信家。Y社ビジネスの紹介者。
ヒデオさん、フミコさん夫妻…エミカの両親。10年以上Y社ビジネスをやっている中堅会員
みる母…男勝りだけど心配性な一面も。Y社ビジネスに猛反対していた。
みる夫…大学時代からの知り合いで、SNSでの再会をきっかけに交際し結婚することに。地方に転勤している。
Y社を辞め、ありがたいことに結婚も決まって
関東を離れることになり、
Y社と物理的な距離もできました…が。
昔の考えがなかなか抜けなかったり、
借金返済の振り込みをする度に
自己嫌悪になったり
紹介者のエミカ一家などを恨んだり
マイナスな気持ちに包まれていました。
その後も「ネットワークビジネス(マルチ商法)に関わらなければ…」と後悔する瞬間が私に何度も訪れました。
●お金が貯まらない…
結婚生活が始まり2年が経った頃、
仕事増やせない?と夫から頻繁に聞かれるようになりました。
自分一人の給料では心もとないから
というのが理由でした。
借金のこともあったので、私はパート先に掛け合ったり、体力に無理のない範囲で日雇いのバイトに入ったりしてみました。
しかし、それから半年後くらいに新型コロナが流行しだし、パート先も日雇いバイトの会社も休業や時短営業を余儀なくされ仕事は激減しました。
コロナに罹患したり行動や仕事に規制が掛かって
私よりも大変な目に遭っている人がいることもわかっていました。
ですが、当時は自分のことで精いっぱいで借金も返さなければいけないのに、こんなことになって…と先が見えず不安でいっぱいでした。
●協力を経て借金返済へ
初めての緊急時代宣言が明けて
しばらくしたある日、夫から
「みるちゃんごめん…ちょっと相談が…」
と話を持ち掛けられました。
相談とは、趣味の買い物や飲み会などでカードを使いすぎてしまって金銭的に苦しいとのことでした。
かつての私を思い出しました。
このことをきっかけに、私たち夫婦は定期的にお金について話し合うようになりました。
FPさんに相談する機会もあったのですが、
「まずは月々の返済をなくすところからですね」
と言われてしまいました。
(ですよね…)
FPさんとの面談の中で
お互いの月々の出費を書き出すワークをやったため、FPさんと別れてから借金のことも正直に夫に話しました。
もう半額以上返し終わっていて、
何とか生活もできるし
夫を巻き込みたくなかったので
私の収入から地道に返していくと言ったのですが、
夫は
「俺のカードの分と合わせて一気に貯金から返しちゃおうよ」
と提案してくれたのでした。
この提案はすごくありがたかったですが、
とても申し訳なかったので何度か言われても断りました。
しかし夫は私が毎月
ピリピリしているのに気づいていて
「精神的にも良くないし、こっちも機嫌悪くされてると嫌だから」と何度も私を説得してくれました
結果、夫は先に自分のカードで使用した分を返済し、何か月後かに私の借金の残りが更にある程度減った時点で、夫の言葉に甘えることにしました。
返済が終わって、罪悪感もありましたが心も軽くなりました。
高い、高すぎる授業代だった…。
もう絶対「先行投資」なんてしない。
「返ってくる」なんて簡単に思わないぞ!
もう、大物になって誰かを見返そうなんて
思わなくていいや。
人間関係に悩まず大好きな人たちに囲まれている。
これが私の幸せだ。
自分が幸せになることが、
意地悪してきた人たちへの復讐。
その人たちはどうせとっくに、
私のことなんてきっと忘れている。
そんな風に考えるようにしていました。
引っ越した先では、趣味を通じて出逢った
新しい友人たちにも恵まれました。
もちろんY社のことは、微塵も話していません。
機会があったら黒歴史として、一部だけでも話していいのかなと思います。
●これをやっていれば大丈夫!というものはないと知る
この時と、同時期くらいに悩んでいたことがありました。
同じ時期に結婚した友人たちから妊娠の報告が増え、その友人たちそして両家の両親からも「子供」について聞かれることが増えたのです。
(義両親は私にプレッシャーにならないようにと気を遣ってくれていて、夫を通して聞いていたと後から知りました)
そろそろ、と思うも
なかなか上手くいきませんでした。
私は、食べるものに気を付けたり筋トレなど簡単な運動を始めたり、身体を温めるようにしたり心掛けました。
そしてこんな時に何故かY社のことを思い出し、在庫になってしまった製品を飲んでみました。
Y社を辞めると決めたとき、在庫製品はほとんど売りに出しましたが、事情があって売れなかったものは「高いお金を出して買ったのだから…」と時々飲むこともありました。
紹介者のエミカも結婚してすぐ子供に恵まれていたこともあり、
「ビジネスは大失敗したけど、製品はいいものだから…」
と1か月ほど試してみました。
ですが、その甲斐むなしく
コロナ禍のストレスなどもあってか、
生理が止まってしまいました。
婦人科に行ってみると、多嚢胞性卵巣症候群と診断され、ホルモン剤や注射を勧められました。
簡易ですが不妊治療も兼ねて、薬と注射を定期的に試してみることにしました。
…なんで?なんで私が?
しばらくは加工食品などはやめたし、
健康には気を遣っていたのに。
私はまたイライラするようになっていました。
この後、何とか生理が再開し、幸い半年ほどで多嚢胞性卵巣症候群の症状も徐々に改善していきました。
まだまだ語って、反面教師にしていただきたいエピソードはあるので書いていく予定ですが、「私のマルチ失敗談」としては、この次にあとがきを書いたら一旦区切りをつけようと思います。
借金をしてからの話は、本当に恥ずかしくて書くのがしんどかったですが、何か注意喚起だったりヒントだったりになれば幸いです。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。