危ないは人それぞれ。

冬休みに入る前のお話。

すんちゃんがいつも通り学校から帰宅して、そのままお風呂へ。
お決まりのルーティン。

「ママ〜？今日めっちゃ
　あぶなかったさー！！」

何！？
車とぶつかりそうにでもなった！？

「どうしたの！？」

「さんすうの時間にね、
　帰ったらママとドーナツを
　はんぶんこしよーって
　考えてたんだ？」

「う、うん。
先生のお話ちゃんときいてね？」

「そしたらさ〜？
　先生にもんだい当てられて、
　
『帰ったらお母さんドーナツ　　食べようと思っています！』

って言っちゃいそうになった！
　めっちゃあぶなくない！？」

「危ないね〜…可愛いけど。
　それで問題は答えられたの？」

「うん！ちゃんと答えれた！」

「それは良かったです…。」
そっちの方が危なっかしいな…

『マジで危なかったわー』と興奮気味のすんちゃんを洗い流して、おやつにドーナツをはんぶんこして、もぅ一度この話をしながらケラケラ笑ってなんか楽しかったです。

考え事しながら先生の話を聞いてるとはなんと器用な…
良くも悪くも普段からそう。
ねーねと真逆。
真面目にお話を聞けるけど集中すると何も聞こえなくなるねーねと足してはんぶんこしたいね。


「先生のお話ちゃんと聞いてくださいね」
と念押ししたけど。一応。


やれと言われるとやりたくなくなる坊ちゃんにはほどほどに。

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