『フランキー・ワイルドの素晴らしき世界』見たよ。
理由あって健康診断を受けてきたけど、すこぶる健康でした。もうこの鈍重な生活テンポは、不健康状態がクセづいてしまってのことだと証明されてしまった。フィジカルを言い訳にすることもできない。
『フランキー・ワイルドの素晴らしき世界』
人気絶頂のDJが聴覚障害になってしまう。
意外な拾い物感。
実在のDJの話かのように作られた、モキュメンタリー作品。
ちょっと撮影が安っぽいけど、モキュメンタリー調だからまあいいか、くらいのクオリティ。
そして、結構モキュメンタリー描写が厳密ではない。今は誰が撮影してるんだってところがほとんどだったりする。
それでも、次第に未ミニが聞こえなくなっていく過程だとか、それでも音楽が救いになるところとかは感動的に描かれていた。
導入部の説明の簡略さのためと、ラストの余韻のためだけにモキュメンタリーにしたのかなあと思った。その点ではわりと効果的。
『サウンド・オブ・メタル』のように、自分の存在証明そのものが失われていく恐怖とか、だからこそ自分を見つめ直すきっかけになるところが感動的。そして、『パーフェクト・センス』でもあったけど、耳が聞こえないからこそ、音楽を必死に感じようとするのが胸を打つ。むしろその場面がより映画的に表現されていて素晴らしい場面だった。
見た目の部分は結構低予算な感じがするけど、堅実な語り口が感動を呼ぶ拾いものだった。
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