『プレイタイム』見たよ。
毎日怖れていることを一つ行え、と誰かが言ってました。で私は、拙い文章をひと目にさらすことを怖れていたわけですけども、もはや日常と化すくらいに慣れてしまった。となると、もう一歩負荷をかけないことには意味をなさない。
『プレイタイム』
あらすじはっ
知り合いに会いに行ったけどなかなか会えない
すごい。
おもしろい、というかまず先にすごい。
すべてが統御された映画。色調から、音楽から、群衆の動きまでがコントロールされている。そして、その一連の流麗な動きがすべて気持ちがいい。
上質な作画のアニメをみているような、流れるような動作。
そういう凄さの中に、細かなギャグがはさまれそれもたのしい。
映像としての凄さ、面白さなのでなかなか説明できないけど、一番近いのはピタゴラスイッチあたりだと思う。それほどわかりやすく動作が連なっているわけではないけど、画面内のいろんな要素に、次第に文脈が付け足されていって、それを読み取っていく楽しみがある。
セリフはそこそこあるけど、眺めて楽しむ無声映画的な演出が多い上に、おおよそストーリーと呼べるものはないので、集中してみない楽しめないと思う。
とにかく、導入部の色調のかっこよさだけで引き込まれると思うので、興味がわくかちょっと覗いてみるといいと思う。