『ボクの彼女は地球人/BRAND NEW GIRL』見たよ。
もう一年の12分の一を過ぎようとしております。今日は残りの人生最初の一日、だなんてことは重々承知しているのですが、そのように行動できないからこそ、そのような格言が残されるともいいますし。いやはや。
意志力ゼロな日々を送っており、なにかを選択することも億劫で、だらだらとブラウジングして、実際のコンテンツの中身に触れる時間より一覧を眺めている時間のほうが長い気がする。
ってことで、適当に目についたものを即見るということをたまにやる。
『ボクの彼女は地球人/BRAND NEW GIRL』
婚約者の浮気現場に遭遇し意気消沈してたら未知とも遭遇した。
なにこれ。
それほど悪くもないけど、何をしたいのかピンとこない。
宇宙人と地球人によるラブコメというあたりは、ベタなベースがあるものの、恋愛ってほど深堀りしないし、コメディってほどギャグは冴えてないし、ミュージカル要素も中途半端。
まずラブコメ。
宇宙人が三人でやって来るけど、三人であることに意味がない。
映画的には、ジェフ・ゴールドブラムのイケメン宇宙人とのロマンスで十分だと思うけど、ジム・キャリーとデイモン・ウェイアンズと、おもしろ担当を二人も追加していて役割が被っている。たしかにそれぞれ愉快な場面はあるけど、奏功しているほどでもない。
あと、浮気者を肯定するわけでもないけど、けっこうこの浮気者婚約者がちゃんと設定されているように見えた。つまり、人生での大きな責任に重圧を感じてしまい、婚約者相手には不能になっているという。それで罪が許されるものでもないけど、ちょっとだけそこに触れてあとは放置されている感じ。この婚約者もお気楽に救われるか、もっと排除スべき悪者かどちらかに振り切ってほしかった。
次にコメディ。少ないセリフで笑いを取ろうと頑張るジムキャリー、デイモン・ウェイアンズは見ていて楽しかったけど、微笑ましいレベルで笑えるほどではない。
もろもろ緩めの雰囲気で、SFというにはセットとかがお粗末で、ドラマレベルというよりはニコロデオンレベルな作り。でもこの能天気な雰囲気とはあっていたかもしれない。
で、ミュージカル。そこそこ力が入った様子はある。でも、監督が有名なPVを手がいているらしいけど、さすがとなるほどではない。
それで見どころがないかと言うと、やっぱり役者陣は良かった。
特に問答無用の色気を振りまくジェフ・ゴールドブラムが最高。宇宙人の設定が、全身毛むくじゃらで、整えるとジェフ・ゴールドブラムになるっていうのも、じらしが効いててて良かった。
うん、ジェフ・ゴールドブラムは良かった。