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肉といも

私はほぼ毎日、朝はマクドナルドで食っている。これは話すと長い話になる。
気が遠くなるような事柄を経て、私は朝はマクドナルドで食うようになった。
それはどうでもいい。
今日、ソーセージエッグマフィンとアイスコーヒーののったトレイを見たら読み物風のトレイマットで思わず熟読してしまった。
夕刊マックと題され左端に4コマ漫画まである。真ん中に奈良時代の公家のような男がマックのポテトをつまみ、空中に月に見立てたチキンナゲットを見上げている絵がある。
かなりインパクトがある。
右端に「万葉の昔から秋の夜は長かった。」
それから柿本人麻呂の和歌が引用されている。昔から秋の夜は長いという共通概念があったときて奈良時代にポテナゲはなかった、(あたり前だ)奈良時代に生まれなくてよかったな…と思うと書いてある。
ここでポテナゲがいきなり出てくる。
奈良時代はじゃがいもが日本に入って来てないはずだから芋といえば里芋か長芋だろう。
こんなに油を大量に使用する料理も普及していないだろう。肉は食っていたのかもしれんが、「ナゲット?ナゲットって?なに?」
みたいな感じだったろうな。
マクドナルドは万葉集まで引用してこのポテナゲという商品を売り込もうと一生懸命考えてトレイマットを制作して、売り文句も考えて、商人というものは凄いね。学がないとできないね。しかし、奈良時代の人は何を食べていたんですかね。雑穀?稲作はしていたのかな。米?野菜?山の山菜?魚は食うていたろう。柿やら栗も食うていたろう。
服装を見れば立派なお召し物を着ていらっしゃるから、文明度は高いと思われる。
和歌なんか読んでるぐれえだからな。

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