見出し画像

ヨガ時間。呼吸と瞑想。「きれいなものだけ吸って、ネガティブなもの全部吐き出して」。

長いタイトルw。春彼岸が近いので、砂糖不使用ぼたもちを試作。

今朝はこの後、オンラインのヨガレッスンがある。テーマは『呼吸と瞑想』。

運動が苦手だ。東京在住の頃はスポーツジムと契約しても多忙でなかなか足が向かず、年間契約したロッカーにシューズを入れたままの幽霊会員。住まいから近い自由が丘と二子玉川のどちらの施設も使えるという理由で入ったクラブだったけれど、結局、2〜3回しか行かず、数年後に退会した。

それよりさらに昔、世田谷に『山河の湯』という温泉施設がオープンした際、すぐに会員になった。会員特典として、併設された高級スポーツクラブのストレッチ教室に低料金で参加できた。ある平日の日中、リッチな雰囲気のご高齢の方々に囲まれてストレッチ体験をしたら、な、なんと、わたしがいちばん体が硬い…。失笑されながら絶望的な気持ちになり、以降、参加はしなかったw。

やがて、職業病ともいえる腰痛と肩凝り、首の痛みに耐えかねて通い始めたのがピラティス。個人レッスンにしたので何とか続けていたけれど、余りの筋力のなさに呆れた講師がゆるゆるのレッスンを組んでくれたので成果が出ない。グループレッスンに切り替え、自分の出来なさ加減を自分に見せつけるというSMチックな方向に変えてみた。そうしたら体の部位別に衰え具合が大きく異なる事に気づいた。動いてみるって大切だ。それにしても情けない体。腹筋0回だったよ…w。

そんな中、通い始めた岩盤浴のサロンで出会ったタイ式ヨガ。体を温めた後にヨガでほぐす心地よさにはまり、軽くなった体がうれしくて、ようやく自分に向いた運動に出会えたと思った。家から近いし、すっぴんで堂々と帰れる夜のレッスンなのがまたよかった。嬉々として続けていたのに、それなのに、ある日、レッスン終了のお知らせが…。

そうこうしているうちに帰郷。

自然いっぱいの地元で、毎日愛犬たちとたっぷり散歩をするので、運動はこれで十分だと思っていた。

そして数年後。人生初の手術・入院をすることになり、筋力の衰えを危惧する。寝たきり生活は、ほんの数日であっという間に筋肉を減らしてしまうらしい。入院前にできる限り、筋肉を増やしておかないと。

慌ててスポーツジムと契約し、パーソナルトレーナーについてもらって筋トレを始めた。が、全然楽しくない。イケメントレーナーとマンツーマンなのだけれどw、全然楽しくない(2度言っちゃった)。入院前までは続けたけれど、すぐに解約した。

退院後、無理なく続けられる運動をしたくて、新しくオープンしたヨガスクールのレッスンを体験。いやー、相変わらず、笑っちゃうくらい体が硬い。でも、レッスン後に血液がさーっと全身を巡る感じや、水分の排泄が促されるのがよくて、「向いてるかもー」と入会を決めた。

このスクール、朝から晩まで、数人の講師がさまざまなレッスンをしているので、都合の良い時間帯を選べるのがありがたい。コロナ禍をきっかけにオンラインレッスンもスタートして、より受講しやすくなった。という訳で、難しいポーズには一切挑戦しないゆるゆるヨガながら、始めて6年近くが経った。腹筋も少しは鍛えられた気がする。

続けるにつれ、ヨガのフィジカル面だけでなく、メンタル面の在り方も気になって来た。ようやく余裕が出来たという事かも。

ヨガは、呼吸を大事にする。体の動きと呼吸の連動はもちろん、呼吸で精神状態(感情)のコントロールもする。

全部吐き出せば、吸おうと意識しなくても、息は自然と入ってくる。当たり前のようでいて、気づかなかった事。

職業柄、パソコンに向かって前傾姿勢を長く続けるので、どうしても呼吸が浅くなりがち。十分に吸い込めず、吐き出せもせず、どれだけ余計な物が溜まっているのか…。

呼吸法の後の瞑想で、感情が溢れ出たり、逆に思考や心の整理がつくという体験を初めてした時、脳内の映像のスクロールっぷりに驚いた。記憶から抽出され、浮かび上がる象徴的な場面の数々。凄かった。

どれほど科学が進歩した現代であっても、人間の全てが解明されている訳ではない。自分の中に眠っている潜在的な何か。普段はなかなか表に出ない、その何かと向き合う時間。自分の内側にチューニングする。うまくいかない時もあるけれど。

さて、「きれいなものだけ吸ってー。ネガティブなものは全部吐き出してー」とスーハーしながら(実際には違う呼吸法だけど)、心を整えよう。今日はどんな自分に会えるか、楽しみ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?