『Jeanne du Barry』

 こんにちは!

 昨日は午前中に『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』という映画を観に行ってきました。これはフランスのルイ15世時代の話なんですが、最近は歴史を学んでいることもあって、以前に比べて歴史物の映画への面白さへの理解が格段に上がったような気がしています。
 というのも、この映画を観に行ったきっかけがまさに、僕が歴史を学ぶ手段として、メインを担っている音声コンテンツ『COTEN RADIO』のメインスピーカーである深井龍之介さんが作品へコメントを寄せていたからでした。

 歴史を愛する深井さんが勧めているということは、きっと映画を通じて歴史の一端を垣間見ることができるのではないか。そういう期待もあって、観ることを決めたのでした。結果、その判断は正しかったと思います。いやぁ、めちゃくちゃ面白かったです。実際にヴェルサイユ宮殿で撮影しているシーンもあるそうで、とにかく映像としても美しかったですし、全編がフランス語で描かれているので雰囲気も抜群。当時の価値観や文化といった知識も、一応軽くは持っていたので、描写の理解もしやすかったです。ただ何より『COTEN RADIO』を聴いていたので、現代の価値観を一度自分の中からアンインストールして観ることができたのは一番大きかった。歴史物を現代的な価値観のまま観てしまうと、訳がわからないし滑稽に見えてしまいます。当時の時代背景や、文化的側面などがわかっていると、より一層面白くなることを、身をもって体験した映画でした。

 余談ですが、ちょうどこの時代にルソーなどの啓蒙思想家が出現していて、それが後のフランス革命に繋がっていく訳です。本編にはルイ16世やマリー・アントワネットも出てくるんですが、彼らの今後の運命を知ってしまっていると、少し切ない気持ちになってしまいますね。

 それではまた!


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