ND3M

建築をバックグラウンドにしたComputational Design・Digital Fabricationを専門に活動するギルド集団.法人ではなく任意団体.実務設計者・エンジニアから学生まで所属は様々.アカウントは複数人で運営.お問い合わせはDMか

ND3M

建築をバックグラウンドにしたComputational Design・Digital Fabricationを専門に活動するギルド集団.法人ではなく任意団体.実務設計者・エンジニアから学生まで所属は様々.アカウントは複数人で運営.お問い合わせはDMか

マガジン

  • スパゲトーニの茹で時間

    ND3Mメンバーが毎週それぞれの思考や挑戦をnoteにして発信していく企画です。 デジタルデザインやロボティクス、シミュレーションなどのテクノロジーに興味がある名古屋の建築学生の集まりです。 太めのパスタを茹でている、ちょっと長い待ち時間にでも読んでください。

  • 地獄組取り付けプロジェクト

最近の記事

書籍「種を蒔いて、水をやる -27のプロジェクトから観察するコンピュテーショナルデザイン・デジタルファブリケーション」が世に出るまで

「種を蒔いて、水をやる」に込められた想い 本書を執筆しているND3Mは、コンピュテーショナルデザイン・デジタルファブリケーションをもとに新たな建築を模索するギルド集団と自らを表現しています。  発足した2019年では建築情報学会が設立される前でした。当時のメンバーの大半が居住していた名古屋では、建築情報学研究室がほとんどなく、コンピュテーショナルデザイン・デジタルファブリケーション技術を用いた教育も実務設計での活用事例も希少であったと記憶しています。さらに2020年にはコロナ

    • 【最終話】POP UP STORE"音標本箱"の開催を振り返ってみて

      こんにちは。こんばんは。 今回、noteにて連載記事として取り上げていた「POP UP STORE"音標本箱"」に関して、2024年4月27日-28日に無事に開催することができたことを記念し、【最終話】として振り返りの記事を残していく。 開催概要 タイトル:音標本箱 日時:2024年4月27日(土)〜4月28日(日) いずれも10:00〜18:00 場所:gallery yururi 東京都目黒区緑が丘2-7-13 東急東横線/大井町線 「自由が丘駅」から徒歩約7分 プロ

      • 【告知/第4話 特集編】POP UP STORE "音標本箱"

        音を採取し3Dプリントすることで物質化する取り組み「音標本」 今回はプロダクト製品としポップアップストアをND3Mが主宰します。 そして、コラボクリエイターとして髙相拓己(TOTTI)さんにも出展して頂くことになりました。 第4話は、ND3Mメンバーが高相さんにインタビューを行った特集編です。 Collaboration Creator髙相拓己(TOTTI) 1999年神奈川県生まれ。コロナ禍を機に購入した3Dプリンターを用いてスマホケース、照明、本棚など身近なものから一

        • 【告知/第3話 後編】POP UP STORE "音標本箱"

          POP UP STORE "音標本箱" シリーズ第3話 後編では、クリエイター達がどんな音を標本化しマテリアライズしたかについて語る。 ND3M Creator 003 "Ryosuke NAKAHARA" 「ヒノキの切削音の音標本」 木を介した体験はいつでも豊かだと感じます。木ごとに異なる特性を知りながら、手の中で微調整しつつ加工していくその歩み寄りが私は好きです。そこで、木のアイデンティティをどう表現するのかを考え、年輪と切削に着目しました。年輪は、目に見える木のアイ

        • 書籍「種を蒔いて、水をやる -27のプロジェクトから観察するコンピュテーショナルデザイン・デジタルファブリケーション」が世に出るまで

        • 【最終話】POP UP STORE"音標本箱"の開催を振り返ってみて

        • 【告知/第4話 特集編】POP UP STORE "音標本箱"

        • 【告知/第3話 後編】POP UP STORE "音標本箱"

        マガジン

        • スパゲトーニの茹で時間
          4本
        • 地獄組取り付けプロジェクト
          3本

        記事

          【告知/第3話 前編】POP UP STORE "音標本箱"

          POP UP STORE "音標本箱" シリーズ第3話 前編では、クリエイター達がどんな音を標本化しマテリアライズしたかについて語る。 Collaboration Creator "Takumi TAKASO" 「シンセサイザーの音標本」 音は波であり、波の形は光を透過することでその陰影をより強く感じることがあります。今回はシンセサイザーによって無機的な波形を重ね合わせることにより生じる波の粗密や複雑な形状をランプシェードに適用することで新たな文様、パターンが織りなす陰影

          【告知/第3話 前編】POP UP STORE "音標本箱"

          【告知/第2話】POP UP STORE "音標本箱"

          前回のnoteに引き続き、シリーズ化して紹介する「POP UP SOTRE "音標本箱"」 第2話ではND3Mが今まで「音標本シリーズ」で取り組んできた数々のプロジェクトを紹介する。 1:音標本の庭 「WILD FAB FESTIVAL」の展示として,吉野の音を録音し,波形をGcodeに変換することで,音を可視化し,物質として表現するプロトタイピングを実施した。 本展示では吉野に1週間泊まり込み、フィールドワークを重ねて、現地で感じたことをもとに自らの技術をもってアウトプ

          【告知/第2話】POP UP STORE "音標本箱"

          【告知】POP UP STORE "音標本箱"

          はじめに私たちは音と共に生きている。 音とは不思議なものであって、「聴こえる」音が全ての音というわけではない。 人間が認知できない周波数の音、無意識のうちに認知から排除している音、他の音にかき消される音… 確かにそこに存在しているが、私たちの身体の中に、脳の中に、入り込んでいない音はたくさんある。 山の中にいると、普段は聴こえない音が聴こえる。 鳥のさえずり、風で樹木の葉がこすれる音、地面の土を踏む足音… 都会の喧騒の中でも、鳥はいるし、風はふくし、足音もする。 でも都会で

          【告知】POP UP STORE "音標本箱"

          バンブーCNC屋台でおでんを食べて門松を持ち帰る忘年ワークショップ

          こんにちは。ND3MのMEDYです。 この度は、ND3M×Poietica主催の忘年ワークショップを開催運びとなりました。 その名も… 笑う門には福来たる ~屋台作っておでん食って門松をお土産にして年越しをしよう~ 我々がもつ課題意識と竹がもつポテンシャル 竹は日本の風景であり、生活の一部です。 そして、地域で採取できる身近な天然資源のひとつでもありますが、同時に放置竹林問題をはらむ厄介な存在でもあり…猛スピードでワサワサ生えてくるわりに使う機会が木材よりは少なく、大量

          バンブーCNC屋台でおでんを食べて門松を持ち帰る忘年ワークショップ

          ND3M-CHANNEL:ND3M初個展関連企画

          ND3M初個展「クリエイティブの表裏」ND3MとはND3M-CHANNELND3M初個展「クリエイティブの表裏」の展覧会開催期間中、メンバーがそれぞれ「この人のお話を聞きたい!」「この人としゃべってみたい!」という方をお招きし1時間ほどラジオ感覚でゆるりと語る様子を配信します。 展覧会開催期間中、こちらのND3MのYouTubeアカウントにアクセスして頂き配信中もしくは配信後の動画をぜひ視聴してください! ゲスト紹介SESSION 01 : 宇宙建築サークル+ND3M日時:

          ND3M-CHANNEL:ND3M初個展関連企画

          ND3M初個展記念トークイベント「クリエイティブの表裏」

          ND3M初個展についてトークイベントテーマクリエイティブの表裏「あなたにとってクリエイティブの楽しさとは」 身の回りの全てのプロダクト、家具、建築、グラフィック、映像、サービスなどは様々な方々が膨大な時間と熱量をかけてつくりあげているものです。「美しいもの」「アッと驚くもの」「面白いもの」「便利なもの」の裏側には数々のトライアンドエラーが​​必ずあり、それは悩みや葛藤でもあり、醍醐味でもあり楽しさでもあります。 今回はND3Mメンバーと同世代の2つのクリエイティブチームの方々

          ND3M初個展記念トークイベント「クリエイティブの表裏」

          ND3M初個展「デジタルデザインの表裏」2021.09/05~09/07@セブンストーリーズ

          展覧会テーマデジタルデザインムーブメントに多様な方面からアプローチし、研究制作を行うクリエイティブ集団であるND3Mは「空間」「建築」をテーマにデジタル技術やテクノロジーの力を積極的に使い、作品の制作と研究を行ってきました。テクノロジーやデジタルと聞くと「魔法」「なんでもできる」「便利」「万能」「AI」というイメージを持つ方が多い中で、その裏側ではとんでもなく泥臭く、地道で、大変な作業があり、それを乗り越えるために奮闘してきました。今回は、完成した空間やプロダクトの展示を「表

          ND3M初個展「デジタルデザインの表裏」2021.09/05~09/07@セブンストーリーズ

          地道にND3M_vol.0(ハンズオン/ミートアップそれから勉強会)

          はじめに  ND3MメンバーのMEDY(メディ)です。現在は建築を学んでいる大学院生(M2)です。卒業後は建築の意匠設計の道に進む予定です。 ND3M(Nagoya Digital Design Developers Meeting)とは デジタルデザイン, コンピュテーショナルデザインに関連して, アイデアコンペ, エキシビジョン, 実作, 実務に渡るまでのプロジェクトや, ワークショップなどに取り組んでいる. 複数の大学の学生が自主的に集まり, 大学や研究室の枠にとら

          地道にND3M_vol.0(ハンズオン/ミートアップそれから勉強会)

          感覚的に体を動かしてデザインする試み②

          今回は、EMARF学生アンバサダーとして取り組んでいる地獄組取付プロジェクトと関連して、株式会社DIXのオフィス3階で使用される家具の中でも「作業着掛け」を制作していく。 第1弾では「参加型ワークショップ」にするための実装方法やシステムをブレストしていったことをまとめた。今回は第2弾として、実際にデザインをしていきEMARFで発注するところまでのノウハウを共有する。 0. 前回までのおさらい やりたいこと オフィスの社員さんが使用する作業着かけを作りたい 「形」を幾何学

          感覚的に体を動かしてデザインする試み②

          感覚的に体を動かしてデザインする試み①

          今回は、EMARF学生アンバサダーとして取り組んでいる地獄組取付プロジェクトと関連して、株式会社DIXのオフィス3階で使用される家具の中でも「作業着掛け」を制作していく。 *本記事にて、参加型ワークショップに触れていますが、愛知県内でコロナウイルス感染者が急速に増えているためワークショップの実現まで至りませんでした。そこで一部のメンバー間のみで行っています。 0. クライアントからの依頼  オフィス3階にある屋根から吊るしたパイプにハンガーがかかっている簡易的な作業着掛

          感覚的に体を動かしてデザインする試み①

          【EMARF】地獄組取り付けプロジェクト -設計編-

          こんにちは、ND3MのAZUです。 今回は、地獄組プロジェクトの設計編ということで、EMARFを使いどのようなデザインをしてきたか、というところを紹介したいと思います。 プロジェクトの概要については、こちらをご覧ください。 なぜ今回EMARFが適しているか具体的な設計に入る前に、今回EMARFを使用して感じた利点をまとめてみます。 ・複雑な形状の加工ができる ・オンラインで設計から発注までが完結する ・費用が明確である ・慣れ親しんだ木材である ・施工を簡単にする工夫が

          【EMARF】地獄組取り付けプロジェクト -設計編-

          地獄組取り付けプロジェクト -進行の様子編-

          こんにちは、ND3MのAZUです。 今回は、Emarf学生アンバサダーとして取り組んでいる地獄組取り付けプロジェクトの概要をまとめていきます。全体の流れを紹介していなかったので、概要といいつつかなり長くなってしまいましたが、このプロジェクトが何をやっているのか、わかっていただけるのではと思います。 具体的な設計やEmarfの操作などについては、ほかの記事で紹介していきます。 関連noteはこちらのマガジンにまとめていきます。 地獄組取り付けプロジェクトとは構造設計やコンピ

          地獄組取り付けプロジェクト -進行の様子編-