本もまちも、編集する人。募集します
新潟県三条市、SANJO PUBLISHINGでは新たに編集や出版や制作やお店の運営を担う人を募集します。2020年に三条市中央商店街にオープンしたSANJO PUBLISHINGは、本屋と喫茶と編集室という機能をもったお店であり、工房であり、コミュニティ拠点でもあります。
「まちを編集する」というテーマのもとスタートし、本屋や喫茶を通してまちの人の行き交う場所として少しずつ成長してきました。これから先『編集』という機能をもっと強化し突き詰めて、地域を盛り上げていきたい、そんな思いで新たな人材を募集します。
「まちを編集する」可能性は限りなく色々あって、本や出版を通じて、まちの人の関心事を呼び覚ますようなイベントを仕掛けたり。パーソナルだけど共感を呼ぶような小さな本を出版してみたり。地域のありとあらゆることに注目してアウトプットすることで、人やお金を動かし、地域を活性化していきたい。アイデアと行動力のある人がきてくれるととても嬉しいです。
幸いなことに、SANJO PUBLISHINGにはリソグラフという印刷機が設置されています。これでできることの幅が一気に広がりますね。本を作れる本屋さん、というのはとても魅力的です。リソグラフをフル活用してくれることも期待しています。
ここで少しお店の様子をみてみましょう。三層からなる元々洋服屋さんだった建物です。
1階は本屋さんで、壁一面の本棚と大きなテーブルがあります。通りに面していて、光の差し込む明るい店内に、セレクトされた約3000冊の本が並んでいます。近所の人がふらっと立ち寄ったり、週末には遠くから遊びに来る人もいたり、常連さんも初めての人もみんな気兼ねなく過ごせる空間です。不定期で著者や出版社をゲストに迎えてのイベントも開催しています。
2階は喫茶。こじんまりとしたスペースですが、本屋さんの一部も喫茶スペースとして利用できます。オリジナルのスイーツやコーヒーなど、本とともに気軽に楽しめるメニューが用意されています。そして夜にはバーへと転換し、ラム酒をこよなく愛する店主がこだわりのお酒を提供します。夜の本屋でラム酒を楽しむなんて、なかなかできない経験ですね。
そして3階は編集工房。雑然としていますが、、2色刷りのリソグラフがあり、大きな作業テーブルもあり、印刷や制作ができるようになっています。リソグラフを使ったワークショップや、コワーキングのような使い方も想定しています。今回の募集では、このスペースをもっと有効活用してほしい、という狙いもあります。編集・出版・制作の拠点として、またコミュニティやコワーキングスペースとして、様々に活用できるアイデアが膨らみますね。
三条市は金属加工をはじめとする、たくさんの工場があるまちです。「燕三条」といって隣の燕市と並んで、加工や製造の一大産業地域といえます。ものづくりの風土が色濃くあるこの地域で、編集や出版という新しいものづくりのムーブメントを一緒につくっていきましょう。
とはいえ、もう少し具体的に仕事について知りたいですよね。あくまで想定ですが、次のようなことを日々やっていくことになると思います。
①情報発信
独自の切り口や視点で、定期的に情報発信します。フリーペーパーでもブログでも構いません。これはお金を稼ぐ仕事ではありませんが「まちを編集する」ことのひとつの実践として、是非やりたいところです。
②制作
地元の企業やお店のための、印刷物やウェブサイトの制作を請け負います。企画、編集、デザイン、制作など、デザイナーや印刷会社などとチームを組んで取り組みましょう。
③拠点運営
リソグラフを活用した拠点運営やワークショップを開催します。リソグラフを使ってみたい人、何かを作ってみたい人はいっぱいいると思います。そんな人たちのためのリソグラフを活かしたサービスを展開します。
他にも独自にやりたいことやアイデアがあると思います。具体的なことは相談しながら決めていきましょう。
というわけでSANJO PUBLISHINGでは、以下のような人からの応募をお待ちしています。
・まちの人、モノ、コトを楽しみながら地域に関わりたい人
・編集や出版の知識や経験がある人
・グラフィックやエディトリアルデザインの知識や経験がある人
・本づくりの知識や経験がある人
・お店の店員や経営の知識や経験がある人
・人とのコミュニケーションが楽しめる人
・好奇心があって様々なことに関心を持てる人
全てに当てはまる必要はありません。なんかピンときた、いいかも、と感じた人はまずはご連絡ください。たくさんのご応募をお待ちしてます！
募集の詳細および応募は、こちらのページをご覧ください
https://project.nextcommonslab.jp/project/editoer/
