季節ごとの早寝早起き
こんばんは。
すこ〜しずつ読み進めている黄帝内経素問 。
中国の古い医学書です。
(中央公論社 世界の名著12「中国の科学」の中に入っています。)
いま読んでいるところに書かれていることは、ざっくりと、季節ごとの変化に逆らわずに体を調えることが大切だよ、ということだと思います。
ちょっと面白かったので、早寝早起きに関してだけ抜き出してみます。
・春
この季節には、就眠はいくらか遅らせてもよいが、朝は早目に起きて庭をゆっくり散歩するのがよい。
・夏
この季節にあっては、いくらか夜ふかししてもよいが、朝は早く起き、炎天の日永に倦まないようにつとめなければならない。
・秋
この季節にあってはみな早寝早起きしなければならない。鶏さながら日暮れれば睡り、明ければ起きる。
・冬
この季節には夜は必ず早く寝、朝は必ず遅くまで床にあり、日が昇ってから起きるというふうに、寒気から身を護ることにつとめねばならない。
ちょっと寝るのが遅くなってもいい季節があったり、冬は日が昇るまでお布団に入ってなさい、と書いてあったりすることに親しみを感じます(^^)
ほかにも意欲などの面もそれぞれの季節で書かれていて、春、夏には出てきたものを押さえつけずどんどん伸ばし、秋、冬には収めて保つというようなイメージで理解しました。
公園を歩くと、ごろごろあちこちにどんぐりが落ちていたり、虫の大合唱が聞こえてきます。
まさに秋。
鶏さながら日暮れれば睡り、明ければ起きる、ということはなかなか難しいですが、季節の移り変わりに上手に順応していきたいと思います。