介護日記2#92これからの母との散歩の在り方
最近日中の気温が高い。
それでも午前中は涼しくて、母と散歩に行くことが出来ている。
雨が降ったり、気温が28度を超えるようだと行くことが出来なくなるので今のうちと思って出かけている。
今のこの季節を逃すときっと次は秋にしか行けなくなるだろう。
母の様子は1年前に比べると日中に覚醒出来る時間がかなり短くなっているので今までの様な反応は無くなってしまった。
でも太陽の光を浴びる事が、今の季節しか出来ないので、30分ぐらいでもいいかと思って車椅子を押して出掛けている。
母の今までは、少しの時間キョロキョロと景色を楽しんだり、行き交う見知らぬ人とあいさつを交わしたりしていたのだが、最近は終始目を閉じて私が言葉を掛けても返答が全く無いのだ。
でも自宅で覚醒出来ている時に「散歩に行ってみる?」
と、尋ねてみると微かに首を縦にして頷いたような仕草をするので行きたい気持ちはあるのだろう。
これからも貴重な太陽を浴びに出掛けようと思う。
紫陽花が少しずつ少しずつカラフルな色を表現し始めてきている。
ピンク、青、紫、白などなど。
あちらこちらの庭先や川沿いをのんびり車椅子を動かしていると目に飛び込んでくる。
母は感じ取れているのだろうか。
太陽の眩しさや風のそよぐ音や川のせせらぎや色々な花の香りなど。
今までは当たり前だったそこにある情景がとても儚いものに感じている。
読んで下さってありがとうございます。
今日も明日も素敵な1日となりますように
(カシワバアジサイ)
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