介護日記2#26母、音を楽しむ
今年の冬もずっと寒くてエアコンとヒーター、カイロなどを使って寒さをしのいでいました。3月になってからは散歩したいなぁと思う程暖かい日が増えてきています。
先日は10分位日向ぼっこ出来そうだからと、送迎車が来る前に母と暫く外で過ごしました。
今から雨の日は無理ですが少しでも外に出れたらなと思っています。
そんな母ですが、暖かくなったお陰なのでしょうか、久しぶりに嬉しい反応がみられました。
本当に久しぶりでした。
私がキーボードを弾いたのも半年も前の夏頃でした。
私は電子キーボードで童謡を弾きながら歌ってみたのです。聞いてくれれば嬉しいな、位の気持ちで。
すると母の口が少し動いています。
私が『ちょうちょ』を歌っている時でした。「ちょうちょ ちょうちょ 菜の葉に 止まれ~…」
「ソ ミ ミ ファ レ レ ド レ ミ ファ ソソ ソ …」
母がなんとドレミで歌い始めたではありませんか。
もちろん全部は歌えませんでしたが、ドレミで繰り返し一部のフレーズを一緒に歌う事が出来ました。
元気だった頃の母は音楽全般大好きでした。
聞く事も、演奏する事も、歌う事も。
楽譜も読めます。
今回、歌の歌詞は記憶から抜けてしまっていたと思うのですが私がキーボードを鳴らす事で母の記憶にある音のフレーズが甦ったのでしょう。
ちょっと楽しそうでした。
また音を楽しもうと思っています。
今回の様に良かったり反応が全くなかったりの繰り返しですが、どれも母ですから。
読んで下さってありがとうございます
今日も明日も良い事がありますように(ツルニチニチソウ デイジー)
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