【談】くずし字を読めるようになりたいのだ
聴いてみよう
この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2023年8月17日配信の書き起こしです。
読んでみよう
にゃおのリテラシーを考えるラジオ
読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書きそろばんを中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは 、
【談】くずし字を読めるようになりたいのだ
というものです。
夏はビール
木曜日は日頃考えていることを話しています。
古文書に興味を持ったことはありませんか?
この間、サッポロビール博物館に行ってきました。
札幌のサッポロビール園にある博物館です。
例年、今頃の暑い時期にここで3種類のビールが飲める試飲セットを飲むのを楽しみにしているのです。
もちろん、博物館ですからサッポロビールの歴史の展示もちゃんと見ます。
展示は少しずつ変わっているようで、今年面白いと思ったのは明治時代の文書の展示でした。
もともとは北海道開拓を行う役所がビール工場を作ったのがはじめですから、その時の公文書とか、東京との連絡のために使われた電報とかがありました。
達筆でいかめしい文体で書かれているので解読に苦労するのですが、明治の文書はまあまあ読めなくもない感じで、その空気感とか現場の雰囲気を彷彿とさせる面白いものでした。
こういう紙に記録されたものを読むのはとても面白いと思います。
くずし字を読みたくなったきっかけ
ただ、やっぱり見慣れない書き文字を読むのは大変です。
現代風の社会制度が整い始めた明治のものはまだ読めそうですが、まだ僕の手に負えないのが、もっと昔の書き文字。
ニョロニョロとつながって書かれているくずし字なのですね。
これを読めるようになると、歴史的な出来事とか古い時代の風俗とかをもっと楽しめるようになるのではないかと思っているのです。
ま、思っているだけってところがあるんですけどね^^;
そんな思いがちょっと強くなるきっかけになったのが、
「ゆる書道学ラジオ」の第31回【読めなくてもOK】書は、色味や筆運びを楽しもうという回でした。
ラジオとついていて、ポッドキャストでも楽しめるのですが、書道の話ですからYouTubeの方がより楽しめます。
書道家の 夏生嵐彩さんと聞き手の越山嘉祈さんのおしゃべりが楽しいので、ほんとに見てもらいたいです。
概要欄にリンクを貼っておきますね。
この回ではその鑑賞の仕方について話しているのですが、その中に和歌から変体仮名を読めるようにする話が出てくるんです。
和歌は現代の書体に書き起こされているものがあるので、それを手がかりに変体仮名の形をパターン認識して、ニョロニョロ文字の書を読んでみるというアプローチです。
やっぱりこうやって少しずつ手がかりを増やさないと読めるようにはならないですよね。
くずし字解読講座
というわけで、くずし字が読めるようになるにはどうしたらいいのかとググって見つけたのが「くずし解読講座テキスト」というものです。
静岡県立中央図書館のコンテンツで、50回にわたってくずし字の解読について説明しているのです。
文字のパターン認識だけでなく、言い回しによる複数文字のパターン認識をする。文書全体の単位を掴んで類推する。
みたいな感じで、かなり実践的な解読方法の講義になっています。
多分、このテキストを手引きとして実際の古文書をたくさん読んでいくと、いずれは読めるようになるのかもしれません。
今のところはまだ読めるようになりたいなぁという段階ですが、興味を強く持てる古文書を見つけ出して、地道に読んでみたいと思い始めました。
皆さんの中に「くずし字もちゃんと読めるよ」という方がいらっしゃったら、入門的に読むと良さそうな古文書をぜひ教えてください。
僕のチャレンジ魂に火がつくかもしれません。
今回は、くずし字を読めるようになりたいのだ という話をしました。
今日はここまで。
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配信の中でお返事をしたいと思っています。
おわりに
読書と編集では IT を特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから、または「読書と編集」と検索して、猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
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この配信の書き起こしをnoteで連載しています。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
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