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映画『母性』

かあさんが夜なべをして手袋あんでくれた
作詞:窪田聡

あめあめふれふれ かあさんが じゃのめでおむかい うれしいな
作詞:北原白秋

母さんお肩をたたきましょう
作詞:西條八十

おかあさんといえば、サトウハチローも有名でしょうか

今あげた方達は全員男性です。
男性だけを狙って書いたわけではなくて、歌を思い出して作詞家を調べて書きました。
昔は女性の作家さんが少なかったなど統計的には別の意味があるのかも知れず、これから書くことの前提にはならないかもしれない。

さて、母に対して抱く思い、懐かしさ、そこは男性視点なのか?
現代騒がれることの多い、男性だから、女性だからと視点を分けてはならないという考え方。わかると言えばわかるが・・・

「かあさんが夜なべをして手袋あんでくれた〜♪」
いい歌で、しみじみする、温かい。
男女で受け止め方、感じ方、変わるのだろうか?
今まで考えたことも無かった。

祖母

母だけが常識的な方向性から外れていた。

父、男は方向性の中に入ってすらいない。

これは、あくまでも、この母の個性なのではないか?

異様な考え方をしている。
それが場合によっては狂気にすらなってしまう。

すべての女性に同様の感覚があるとは思えない。

しかし、登壇した2人は共感出来ると言う。
そして、戸田恵梨香は「みんなの(男性の)感想が知りたい」と言う。
みんなと言えば当然男性も含まれるわけで、その意味だと思った。

怖かった、面白かった、心理的な演出が怖さの根底にある異様さを浮き立たせていた。そこで理解も進んで行く。
また全員の熱演。
高畑淳子、どこにでもいる昭和のお婆ちゃん的なことを言っていたのに、全くもう、やられたーである。
永野芽郁は、表情の1ミリまでもが素晴らしい。
最前列で観ていたから伝わったかも、みたいな場面もあった。

しっかし、やはり母の部分が個性としか受け止められなかった。

男女の違いは精神面においてもあるものだ、と書くと、物議を醸してしまいそうな昨今だが、そう感じたのだから仕方ない。

ラストもサスペンスの王道で〆ていて良かった、こうでなくっちゃ。

(この感想に役名を書いていないのは理由があります、映画でお確かめを)

以上。



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